亡霊怪猫屋敷 (1958)
The descendant of the servant of a cruel and vicious samurai returns to the town where she was born, only to find that a cat who is possessed by the spirits of those murdered by the samurai is trying to kill her.
キャスト
- 細川俊夫 — Tetsuichiro Kuzumi (segment "Present Day")
- Yuriko Ejima — Yoriko (segment "Present Day")
- 五月藤江 — Old Woman (segment "Present Day")
- 倉橋宏明 — Kenichi (segment "Present Day")
- 杉寛 — Suizen
- 山川朔太郎 — Kichizou
- Eijirô Kawai — Driver (segment "Present Day")
- 千曲みどり — Nurse (segment "Present Day")
- 和田孝 — Ishido Shinnojo (segment "Period Drama")
- 中村竜三郎 — Ryutanji Kokingo (segment "Period Drama")
- 北沢典子 — Yae (segment "Period Drama")
- 五月藤江 — Old Mother (segment "Period Drama")
豆知識
『亡霊怪猫屋敷』(ぼうれいかいびょうやしき)は、橘外男の小説、およびそれを原作として制作された1958年(昭和33年)7月13日公開の日本映画である。
制作
現代篇は白黒映画、時代篇はカラー映画と、物語に応じてフィルムが分けられたパートカラーの手法を使っている。時代篇で使用されたカラーフィルムは国産のフジカラーである。富士フイルム公式サイト内『富士フイルム 50年のあゆみ』によれば、本作品が製作公開された1958年(昭和33年)は、1月にネガ・ポジ方式の映画用35mmフジカラーネガティブフィルム、タイプ8512が発売され、6月には同フィルムを全編に用いた初の劇場映画『楢山節考』(木下惠介監督)が公開されるなど、国産カラーフィルムが大きく躍進した年であったという。本作品はパートカラー方式であり、カラー映画の時代篇は時期的にタイプ8512以前の1955年(昭和30年)に発売されたタイプ8511を使用していると思われるが、白黒映画の現代篇も青色の着色が施されており、全体的に色彩を強く印象付けるものとなっている。
撮影の西本正、美術の黒澤治安、音楽の渡辺宙明、脚本兼助監督の石川義寛といった、中川信夫とともに翌1959年(昭和34年)の『東海道四谷怪談』を生み出すスタッフが本作品ではじめて一堂に会した。中川は本作品のパートカラーや色彩設計を黒澤治安のアイディアによるものであると証言しており、黒澤を逸材と絶賛するとともに「映画は総合芸術といいますが、スタッフがいかに大切かを痛感しました」と述懐している。
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