日本沈没

日本沈没 (1973)

溶岩の血を流し咆哮する火山列島! 一億の民族をのせ ああ日本が沈む!

深海潜水艦・わだつみのなかで日本海溝の異変に気づいた小野寺と田所博士。二人は政界・財界のトップによる“D計画”のために働くことになり、綿密な調査の上、恐るべき推測に到達する。日本列島が海に沈もうとしているのだ……。小松左京の大ベストセラーの映画化。

公開日
1973-12-29
TMDB
7.0 / 10 (23)
上映時間(分)
2時間23分
ジャンル
スリラー, サイエンスフィクション, ドラマ
監督
森谷司郎

キャスト

豆知識

  • 原作:日本沈没

『日本沈没』(にほんちんぼつ、にっぽんちんぼつ)は、1973年(昭和48年)12月29日に正月映画として公開された日本の映画である。原作は小松左京の小説『日本沈没』。製作は東宝映画と東宝映像、および配給は東宝。上映時間は140分。シネマスコープ。当初は同時上映に『グアム島珍道中』がつけられていたが、途中から本作品の1本立て興行に改められた。

制作

映画化の企画は東宝プロデューサーの田中友幸によって小説の刊行前から進められており、「映画化のあと、TBSでテレビドラマ化する」という契約が交わされていた。このため、撮影現場にはテレビドラマ版のスタッフも2台のカメラを持ち込んで撮影参加している。制作費は5億円。

監督は黒澤明作品でチーフ助監督を務めた経験がある森谷司郎が、脚本は同じく黒澤作品に参加していた橋本忍がそれぞれ担当した。製作期間は約4か月と短かったが、約880万人の観客を動員し、配給収入は16億4,000万円(1974年邦画部門配給収入1位)、興行収入は約40億円を挙げる大ヒットを記録した。また、中野昭慶が監督した特殊撮影もアジア映画祭の特殊効果賞を受賞する評価を受けた。本作品の成功で、森谷司郎は『八甲田山』などの大作映画を任せられる監督の地位を確立し、東宝も本作品に続く形で『ノストラダムスの大予言』(1974年)、『東京湾炎上』(1975年)、『地震列島』(1980年)までパニック映画を一つの路線として敷くこととなった。

アメリカ合衆国では、1975年にロジャー・コーマンのニューワールド・ピクチャーズにより『Tidal Wave』のタイトルで公開された。ハリウッド俳優を使った追加撮影も行われたが、オリジナルより大幅に短縮されている。アメリカでは100万ドルの配給収入を挙げた。日本版の英語字幕版もニューワールド社により『SUBMERSION OF JAPAN』のタイトルで同時に公開された。そのほかに、『JAPAN SUBMERSION』『JAPAN SINKS』という英題も存在する。

富士山からの火山弾が自動車に降りかかるシーンでは、富士山近くの有料道路を通行止めにして助監督らスタッフの自家用車60台ほどを並べる大規模な撮影が行われた。しかし、車輌を提供したスタッフらは撮影の詳細を知らされておらず、四塩化チタンによるスモークが発生する岩のプロップにより各車傷だらけになってしまい、一悶着あったという。

玲子が電話ボックスを使用するシーンでは、森谷が「太陽を消せ」と指示し、トラックのタイヤを燃やしたり大型の発煙筒をつけるなどして、実際に太陽が隠れるほどの煙を発生させた。

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