いつかギラギラする日

いつかギラギラする日 (1992)

頭蓋骨まで熱くなる。

北海道を舞台に、現金を強奪した男女のその後の争いを描いたアクション・バイオレンス。2億円のホテルの売上金を狙い現金輸送車を襲った4人の男たち。しかし奪った現金は予定に程遠いたったの5千万だった。そしてメンバーの一人・井村が現金を独り占めしようとしたことから、彼らの血みどろの死闘が始まった...。

公開日
1992-09-12
TMDB
7.2 / 10 (6)
上映時間(分)
1時間48分
ジャンル
ドラマ, アクション, 犯罪
監督
深作欣二

キャスト

豆知識

『いつかギラギラする日』 は、1992年(平成4年)9月に公開された、日本のアクション映画である。深作欣二監督。

製作

1980年代後半、松竹の奥山和由が深作にアクション映画の企画を持ち込み、佐木隆三原作の『旅人たちの南十字星』、『その男、凶暴につき』の原型である『灼熱』、『怪人二十面相』などが企画されるも実現しなかった。そんな中で「どういうタイトルなら、いまの映画らしいか」という深作の問いかけに奥山が『いつかギラギラする日』を提案。奥山が角川と交渉してタイトルを譲渡してもらったのが本作となる。

奥山和由は『映画時報』1991年1月号の品田雄吉との対談で「深作監督とニューヨークのスラム街を舞台にした映画をやることが決定しました。ニューヨークの110番街は最多殺人発生地区で、黒人、白人の人種のルツボですが、そこのスラムの奥にマフィアお断り、暴力反対ということで一人の日本人探偵が住んでいるというのがドラマの設定なんです。深作監督にやってもらいたいのは『仁義なき戦い』なんですが、当時は広島のローカル色も面白かったし、実録という目新しさもあったけど、今のインターナショナルな世の中で、移動カメラ、ハンディカメラで走り回る画面として見たいのはニューヨークの裏側なんです(中略)『海燕ジョーの奇跡』が成功したのはフィリピンの一番汚い所を撮っているからなんです。汚いところでは人間はゴミみたいに生きているから、それをそのまますくい取ることが出来る、だから非常に危ない話ではあるけど、ニューヨークのスラム街にカメラを持ち込んで撮る作品になります。丸山昇一さんの脚本がやっとまとまってきました。

実際に主人公のモデルになった赤いスポーツカーに乗った金髪長身の不良がいて、当時松竹の関係者がたむろしていた小料理屋の息子らしくそこからモデル像を描いた裏話がある。

本作の台本を受け取った主演俳優萩原健一は、深作欣二監督に「これ、Vシネマみたいだよ」と不満を述べたが、尊敬する深作監督との映画初仕事のため引受けることにしたという。

ヒロインを演じた荻野目慶子は愛人の河合義隆監督が自殺したスキャンダルから1年ぶりに本格復帰、それまで清純派で売ってきた荻野目の木村との全裸でのラブ・シーンも注目された。本作で荻野目は日本アカデミー賞助演女優賞を受賞。そして、本作の撮影期間中に監督の深作欣二と不倫関係に陥り、深作の逝去まで続いた。2002年には、本作の制作過程や深作との関係を詳述した『女優の夜』を上梓した。

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