呪いの館 血を吸う眼

呪いの館 血を吸う眼 (1971)

A young girl suffers a terrifying nightmare of a vampire with blazing golden eyes. Eighteen years later, it is revealed to be a hellish prophecy when a strange package containing an empty coffin mysteriously turns up at a nearby lake.

公開日
1971-06-16
TMDB
6.8 / 10 (50)
上映時間(分)
1時間22分
ジャンル
ホラー, 謎
監督
山本迪夫
シリーズ
Bloodthirsty Collection

キャスト

豆知識

『呪いの館 血を吸う眼』 は、1971年(昭和46年)6月16日に公開された日本の特撮怪奇映画。製作・配給は東宝。監督は山本迪夫、主演は藤田みどり。

制作

怪奇映画の大ファンを自称するプロデューサーの田中文雄は、新しい東宝の映画路線として怪奇映画『幽霊屋敷の恐怖 血を吸う人形』を前年に制作・公開し、ヒットさせていた。これを受けて翌年の1971年に本作品が製作され、「血を吸うシリーズ」と呼ばれる怪奇ロマン映画が連作されることとなった。なお、本作品は「日本初の吸血鬼映画」と称される。

田中によれば、『血を吸う人形』ではまだ手探りで製作していたような状態であったが、本作品ではいよいよ田中の念願であるハマー・プロの人気シリーズだったクリストファー・リー主演の「ドラキュラ映画」の日本版を狙った作劇が行われた。前作に引き続く不気味な洋館を舞台にしたゴシックホラー風味も、田中が狙った演出である。脚本タイトルは『幻の吸血鬼』だった。

田中は吸血鬼役に岡田眞澄を推したがスケジュールの都合がつかず、特撮ファンに高い人気を誇っていた岸田森が監督の山本迪夫による推薦で起用された。山本と岸田は、山本が演出を務めていたテレビドラマ『東京コンバット』(1968年)に岸田が犯人役で出演した際に出会っており、意気投合したという。山本は、他者の血を欲する吸血鬼を植物と捉え、岸田の顔色などがそのイメージに合っていたとの旨を後年に語っている。

山本の回想によれば、『血を吸う人形』と同年の『悪魔が呼んでいる』の監督当時に渋り気味だったことから、東宝の製作部長から怪奇映画をもう1本撮ることを許可された。なお、前作に引き続き山本が同時上映作品も監督することになった経緯は、明らかになっていない。

音楽は、前作に引き続き眞鍋理一郎が担当した。本作品では短い楽曲を多用することにより、効果音に近い観客を惹きつける役割を担った。吸血鬼の登場場面では、コントラファゴット、バスクラリネット、アルトフルートなどの低音楽器を前面に出し、コンボオルガンやライオンズローアなどの特殊楽器によって不可思議な音色を表現している。

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