ルパン三世 EPISODE:0 ファーストコンタクト

ルパン三世 EPISODE:0 ファーストコンタクト (2002)

流儀(スタイル)か 掟(ルール)か 誇り(プライド)か 男達の出会いはハードボイルド、で済む訳ァないでしょうが?!

ある夜、次元は女性記者のエリナにルパン三世との出会い、いわゆる「ファーストコンタクト」を語り始めた。 ルパンとその仲間達の出会いが初めてあかされる。次々と起こる事件の中、出会うルパンと次元。その中で友情、裏切りが描かれる。そこにルパンと不二子の初めての出会いも織りまぜ、話は二転三転する。また、犯人捜査のため、警視庁からニューヨーク市警を訪れた銭形もはじめてルパンと遭遇する。そして、斬鉄剣を求めて五ェ門も登場する。今回のお宝「クラム・オブ・ヘルメス」を追う中で、錯綜する人間関係。おなじみのメンバーである次元、不二子、五ェ門、銭形警部は一体どのようにして出会ったのか。そして、ルパンと次元はそれぞれ相手の腕前をどう思っているのか、また五ェ門の持っている斬鉄剣の秘密など、ルパンと仲間達の過去が今明らかになる。

公開日
2002-07-26
TMDB
6.7 / 10 (50)
上映時間(分)
1時間30分
ジャンル
アニメーション, テレビ映画, アクション, コメディ, 犯罪
監督
大原実
シリーズ
ルパン三世シリーズ

キャスト

豆知識

  • 原作:ルパン三世

『ルパン三世 EPISODE:0 ファーストコンタクト』 は、モンキー・パンチ原作のアニメ『ルパン三世』のTVスペシャルシリーズ第14作。2002年7月26日に日本テレビ系の『金曜特別ロードショー』にて放送された。視聴率は20.6%。

製作

本作ではルパン・ファミリーの出会いのエピソードが描かれる。原作や既存の話とは矛盾または整合性が取れていない描写が多く存在する(例えばルパンと石川五エ門の出会いや、斬鉄剣の来歴は原作や過去のアニメでも明確に描かれており、本件の内容はこれに完全に反する)が、最後にルパンが女を口説くために作った創作であるかのようなどんでん返しが設けられた上に、その後に作り話の中の存在に過ぎないはずの「クラム・オブ・ヘルメス」やジョージが登場するなど完全な虚偽とも言えず、事実性が曖昧な造りとなっており、ある程度の整合性が図られている。

監督は『トワイライト☆ジェミニの秘密』などで助監督として携わっていた大原実が初監督、脚本は『ワルサーP38』を手掛けた米村正二が5年ぶりに担当。製作初期段階では、このどんでん返しの想定はなく、原作者であるモンキー・パンチの承諾も得て、シリーズとしては本作限りの設定だが実際にあった過去のエピソードとして製作が進められていた。しかし、飯岡順一や柏原寛司ら長年ルパンシリーズに携わったスタッフにこの構想を尋ねたところ、「原作の琴線に触れるものは止めたほうがいい」という反対意見が出され、議論を重ねた結果、映画『ユージュアル・サスペクツ』を参考に完成版のような構成になったという。

演出は、ルパンと次元の初めの勝負するシーンは出崎統が監督を務めたTVスペシャルの止め絵、ルパンと五ェ門が勝負するシーンは『TV第1シリーズ』第5話「十三代目五ェ門登場」の演出とほぼ同じである、第1話のラストの「裏切りは女のアクセサリーみたいなものさ」という台詞があるなど、初期のTVシリーズや劇場版、TVスペシャルなどをイメージした演出が目立つ。

キャラクターデザインは長年TVスペシャルで作画を担当してきた平山智が担当しており、本作で興されたデザインは2010年放送のTVスペシャル『ルパン三世 the Last Job』まで使用された他、クロスオーバー作品である2009年放送の『ルパン三世VS名探偵コナン』や、モンキー・パンチの出身地で運行されている釧路バスのルパン三世ラッピングバスなどにも使用されるなど、TVスペシャル以外でも比較的目にする機会の多いデザインとなっている。シリーズによって異なるルパンの衣装のカラーリングは1997年放送のTVスペシャル『ルパン三世 ワルサーP38』以来となる黒いシャツに黄色のネクタイ、黒いズボンの組み合わせであった。また、同じくシリーズで変わる不二子のヘアカラーは、過去の話をする構成から過去では茶髪、現代では金髪となっている。両方のカラーリングの不二子が見られるのはこの作品が唯一である。

音楽は変わらず大野雄二が担当し、過去のTVスペシャルのBGMや大野のソロアルバムのナンバーに、書下ろし楽曲も加えたものとなっている。本作ではオープニングに「ルパン三世のテーマ'89」、エンディングに「ルパン三世のテーマ'78」のアレンジバージョンが用いられており、それぞれに「ルパン三世のテーマ」が使用されるのは初である。さらに従来、「ルパン三世のテーマ」は複数個所で使う場合でも同一バージョンか、そのアレンジバージョンを用いていたのに対し、異なるバージョンを用いたのも珍しい。また、TVスペシャルのエンディングでインストゥルメンタルが使用されたのも本作が初であった。また挿入歌の「LOVE SQUALL(po do amor)」は『ルパン三世 PARTIII』のエンディングテーマを歌唱したソニア・ローザが起用された。

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