ガス人間第1号

ガス人間第1号 (1960)

悪魔か 宇宙の落し子か 完全犯罪に賭けるガスマン!

“東宝変身人間シリーズ”第3作。 生体実験の犠牲で、身体をガス化できる特殊能力を持ってしまった男と、彼の愛する美しい女、春日流家元・藤千代との悲恋を描いたSFスリラー。強盗殺人を捜査する岡本警部補たちは、容疑者として日本舞踊の家元・藤千代に目を付けた。だが、彼女は無実であると主張する男が現れる。彼・水野こそ、自在に身体を気体化できる能力を以て、強盗を働いていた真犯人だった。

公開日
1960-12-11
TMDB
7.1 / 10 (29)
上映時間(分)
1時間32分
ジャンル
サイエンスフィクション, 犯罪, スリラー
監督
本多猪四郎
シリーズ
変身人間シリーズ

キャスト

豆知識

『ガス人間㐧1号』 は、1960年12月11日に公開された日本の特撮映画。製作・配給は東宝。監督は本多猪四郎、主演は三橋達也。

製作

怪奇空想科学映画シリーズと銘打たれた検討用台本が『電送人間』の検討用台本とほぼ同時期に完成しており、当初よりシリーズ物として製作が進められた。検討用台本では、身体をガス化する宇宙人の話であった。脚本の木村武は、ジョン・メレディス・ルーカスの小説『ガス人間』に着想を得たとされ、クレジットにはないが脚本には原作と明記していた。

『電送人間』では当時多忙であった本多猪四郎に代わって福田純が監督を務めたが、本作品では本多が監督する予定だった『今日もわれ大空にあり』が製作中止になったため、監督を務めることとなった。本多は、ガス人間の演出にあたってナメクジが煙とともに空中転移するという伝承をイメージしたという。

小松崎茂は以前の東宝特撮でメカニックデザインやそれに関連したピクトリアルスケッチを手がけていたが、本作品では映画全体のストーリーボードを描いており、画面構成力の高さが映像にも反映されている。

音楽は宮内國郎が担当。宮内は、本多や円谷から具体的な指示はなく、打ち合わせは助監督の梶田興治と行ったと述べている。本作品のBGMは、後に宮内が音楽を担当した『ウルトラQ』や『ウルトラマン』に流用された。『ウルトラマン』の初のサウンドトラック・アルバム『ウルトラマン 総音楽集』(1991年、キングレコード)は、ボーナス・トラックとして本作品のBGMが未使用分も含めて全曲収録されたほか、ライナーノーツには本作品のデータや解説、楽曲メニューなどが記載され、本作品のサウンドトラック・アルバムを兼ねた内容になっている。

劇中で藤千代が披露する「情鬼」は、本作品のために創作された演目である。藤千代役の八千草薫は、宝塚出身で日本舞踊もこなせることから起用された。

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