侍タイムスリッパー

侍タイムスリッパー (2024)

それがし、「斬られ役」にござる。

時は幕末、京の夜。 会津藩士高坂新左衛門は暗闇に身を潜めていた。 「長州藩士を討て」と家老じきじきの密命である。 名乗り合い両者が刃を交えた刹那、落雷が轟いた。 やがて眼を覚ますと、そこは現代の時代劇撮影所。 新左衛門は行く先々で騒ぎを起こしながら、 守ろうとした江戸幕府がとうの昔に滅んだと知り愕然となる。 一度は死を覚悟したものの心優しい人々に助けられ 少しずつ元気を取り戻していく。 やがて「我が身を立てられるのはこれのみ」と刀を握り締め、 新左衛門は磨き上げた剣の腕だけを頼りに「斬られ役」として生きていくため撮影所の門を叩くのであった。

公開日
2024-08-17
TMDB
7.2 / 10 (30)
上映時間(分)
2時間11分
ジャンル
コメディ
監督
安田淳一

キャスト

豆知識

  • 製作費:¥2600万

『侍タイムスリッパー』(さむらいタイムスリッパー)は、2024年(令和6年)8月17日公開の日本映画。略称は「侍タイ(さむたい)」。英語タイトルは、『A Samurai in Time』。フランス語タイトルは、『Le Dernier Vrai Samouraï 』。韓国語タイトルは『사무라이 타임슬리퍼 』。中国語タイトル(台湾)は『超時空武士』。

エピソードなど

安田が最初に「侍タイムスリッパー」の企画を着想したのは2017年度「第9回 京都ヒストリカ国際映画祭」の中で行われる「第9回 京都映画企画市」(京都の優位性を生かした時代劇の企画をコンペ形式で競うコンテスト。選出作品にはパイロット版(短編)映像制作権が付与される)に出品を考えた時。どのような作品にするか頭を悩ませていたが、偶然侍が現代にタイムスリップし現代で生活していく宝くじのCMを見て、物語を思いついた。主人公は安田の尊敬する福本清三をモデルに据えた。できた作品は書類選考を通過しファイナリストとして一般公開プレゼンテーション審査に出場したが、選外へと終わっている。安田いわく制限時間を把握しておらず自己紹介に時間を使いすぎたとのこと 。

10名ほどのスタッフで制作しており、安田は車両からチラシ作成・パンフレット製作まで12役以上を1人でこなしている(巷では「安田無双」と呼ばれている)。助監督役の沙倉ゆうのは実際の助監督なども務めており、沙倉の母親も小道具の刀の整備などを手伝っている。また他の演者も度々スタッフとして協力している。

制作費の総額は約2600万円、安田の貯金1500万円と愛車のNSXを売却した金額500万円、文化庁の助成金600万円を充てている。このNSXは前々作『拳銃と目玉焼』の撮影に使用されている。また、助監督の沙倉も製作費の一部を立て替えており、のちに「立て替え」から「出資」に変更した、とインタビューで語っている。

山口が顔合わせで、安田に「この映画のテーマは何ですか?」と訊いた際、安田は「邦画史上、一番『真剣』の重みを感じるようにしたい。観客に『真剣』と錯覚させる画を撮りたい。」と答えたという。

錦京太郎のかつらと衣装は、実際に里見浩太朗が使用していたものを着用。田村は途中からのクランクインだったが、台本の在庫がなく、安田が都度コピーを渡して撮影していた。

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