東京の女 (1933)
警察ににらまれた姉の身を案ずる弟の苦悩を描き、時代の行き詰まった空気も感じさせる一篇。現存する数少ない岡田嘉子主演の小津作品で、監督自身は、低いアングルなどの画面ポジションはこの頃決まったと回想している。なおシュワルツなる原作者は架空の人物。 学生の良一(江川宇礼雄)は、姉のちか子と2人で暮らしていた。ちか子(岡田嘉子)は会社勤務のタイピストだが、退社後は大学で翻訳の手伝いをしていると聞かされていた。ところがある日、良一の恋人春江(田中絹代)が兄から、ちか子が退社後に翻訳をしていると言うのはウソで、実際は酒場で水商売をしているという噂を聞かされた。春江はそのことを良一に話したが、良一は噂を否定し、喧嘩になってしまった。良一は噂を否定したものの気になり、ちか子を問い詰めた。噂は事実だったが、ちか子は良一には関係のないことだと言い、良一はちか子を殴って家を出た。翌日、ちか子は警察から、良一が自殺したことを知らされた。
キャスト
豆知識
『東京の女』(とうきょうのおんな)は、1933年(昭和8年)2月9日公開の日本映画である。松竹キネマ製作・配給。監督は小津安二郎。モノクロ、スタンダード、サイレント、47分。
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