ルージュ

ルージュ (1984)

顔が見たい…声が聞きたい…髪に触りたい…名美の肌に……。

それは「ルージュ」とタイトルされた、一本の裏ビデオだった…。 コピーにコピーが重ねられたのだろう、不鮮明な画像に映し出された女の顔は、誰もが息を飲むような美しさだった。女性週刊誌「ツイン」の編集部、編集記者の引田とカメラマンの菊地勉が、そのビデオを食い入るように見ていた。何者かが「この女を知っている、情報を買わないか」とタレ込んで来たのだった。引田の話によれば、この女はこのビデオをネタにゆすられているらしいとのことだった。編集部ではただちにこの女を取材して記事にすることを決定した、題して「その後のあなた」。女は騙したはずの男と共に暮らしていた。ヒモ同然に女につきまとっていた男は村木哲郎。女の名は土屋名美。奈落に堕ちた男と女がそこにいた。

公開日
1984-08-10
TMDB
5.6 / 10 (8)
上映時間(分)
1時間35分
ジャンル
ドラマ, 謎, スリラー
監督
那須博之

キャスト

豆知識

『ルージュ』は、にっかつ配給による1984年の日本映画。新藤恵美主演:那須博之監督。

製作

畑中葉子、高田美和、大信田礼子などを次々脱がせて、クリーンヒットを飛ばしたにっかつに負けてはならじと、ポルノでは実績を持つ東映は、銀座のオーナーママ・田村順子を口説いて1982年に『おんな6丁目 蜜の味』を製作した。続いて口説いたのが辺見マリで、東映は1970年に辺見の代表曲「経験」を谷隼人主演で映画化したことがあり、東映セントラルフィルムとにっかつ撮影所が組んで、辺見の主演作として製作を予定していた。にっかつの佐々木志郎プロデューサーと、監督を予定していた西村昭五郎監督とで、辺見をひざづめで説得。石井隆には辺見のために新たに『天使のはらわた』シリーズとしてオリジナルストーリーを依頼し、脚本も完成していた。辺見は当初は出演を渋っていたが、1981年6月に西郷輝彦と離婚後、芸能界復帰も、浮上のきっかけが掴めなかったことから出演を了承したと報道された。ヌードでのカムバックを映画ファンは喜んだが、結局出演せず、2年後にヒロイン名美役は新藤恵美に交代し、監督も那須博之になって映画は製作された。

村木役には実生活でも当時マスメディアを騒がせた火野正平がキャスティングされ、二人による"本気"の激しい愛欲ドラマが評判となった。明香役の松居一代は当時『11PM』(よみうりテレビ)のカバーガールとして人気があった。

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