ヒポクラテスたち

ヒポクラテスたち (1980)

今、彼等の青春が診察される。

医学者のヒポクラテスたらんと、京都の大学医科に入学した6人の学生たち。荻野愛作は恋人の妊娠と中絶をきっかけに生死を扱う医者という職業について考え始め、ガリ勉タイプのみどり、妻子持ちの加藤など、個性豊かな面々と医学とは何かを日々模索し続ける。

公開日
1980-11-21
TMDB
6.8 / 10 (6)
上映時間(分)
2時間6分
ジャンル
ドラマ
監督
大森一樹

キャスト

豆知識

『ヒポクラテスたち』は、大森一樹監督による日本映画。1980年公開。自らも医大生であった大森監督が、モラトリアムの最後の1年を通して、医大生たちの日常を生き生きと描いた青春映画。

エピソード

後に名脇役俳優となる斉藤洋介、内藤剛志の映画デビュー作であり、また日活ロマンポルノを活動の場としていた古尾谷雅人にとっては初の一般作品となった。

ロケーションは大森の母校である京都府立医科大学をはじめ、同校の橘井寮、東邦大学医学部(合格発表、図書室、解剖学実習室、手話場面、卒業記念写真などのシーン)、東京都三鷹市の井之頭病院など実在する医療機関が使用され、京都市内各地や吹田市内の東海道線高架下や沿線沿いも使用されている。

「普通の女の子に戻りたい」という名言と共に芸能界を引退した伊藤蘭(元キャンディーズ)の復帰作でもあり、念願の「普通の女の子」に戻ったはずが、短期間で「異常な芸能界に舞い戻った」ことで当時のマスコミから叩かれた。以後、伊藤は女優として活動するようになる。一部では、大手芸能事務所から独立するために、このくらいの空白期間(干されている期間)が必要だったのでは、という見方もあった(1978年に引退、1980年に復帰)。大森監督は映画の中で伊藤に「蘭」というタバコを吸わせている。

また、当時のひとりの医学生の目線を通して、未来の医学界を危惧したり、医療制度の疑問などを織り交ぜて描かれてあり、実際の徳州会病院の関係者が出演するなど、医療関係者にも興味深く、印象深い作品として迎えられた。

医学博士でもある漫画家の手塚治虫が小児科の教授役で、また同じく医師(精神科医)である北山修(クレジットは「自切俳人」)や、大森が敬愛する映画監督の鈴木清順などが特別出演している。

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