ルパン三世

ルパン三世 (1969)

ルパン三世 パイロットフィルム

原作者のモンキー・パンチは、当時放送されていたアニメに不満を持っていたため、アニメ化に反対していた。アニメ化の説得材料として13分弱のパイロットフィルムが製作された。この作品の出来のよさとリアルな描写に感動したモンキー・パンチはぜひアニメ化をお願いしたいとアニメ製作にOKを出した。

公開日
1969-11-10
TMDB
6.7 / 10 (32)
上映時間(分)
13分
ジャンル
アドベンチャー, コメディ, 犯罪, アニメーション
監督
おおすみ正秋

キャスト

豆知識

  • 原作:ルパン三世

『ルパン三世 パイロットフィルム』 は、1969年に初製作されたモンキー・パンチ原作の漫画『ルパン三世』のパイロット版アニメーションである。制作は東京ムービー。

製作経緯

企画は1968年、杉井ギサブローと勝井千賀雄によって行われた。原作コミックの虜になった杉井が東京ムービー(現:トムス・エンタテインメント)のプロデューサーである藤岡豊に話を持ち込む形だったといい、作品に衝撃を受けた藤岡は「初の大人向けアニメ」を作るため即座にゴーサインを出したという。

原作者のモンキー・パンチは当初、当時放送されていたアニメに不満があったことや、ほとんどが子ども向けであったことなどから「アニメでこの世界観を作れるわけがない」と『ルパン三世』のアニメ化に反対していた。しかし、アニメ化を強く望んでいた藤岡の熱意ある交渉に押され、アニメ化の説得材料として当作の製作を許可する。

演出(監督)は、藤岡によりおおすみ正秋が抜擢された。すべてを一任されたおおすみの意向で、アニメ風に作り直す、それまでのアニメのパターンに合わせる、という発想ではなく、原作の味をそのままアニメに移し変えることを目指し、実写作品の方法も参考にして作られた。

企画立案の杉井は監督することを希望したものの、先輩である楠部大吉郎からのアドバイスで作画担当となった。大塚康生は、藤岡から「大塚さんは自動車が好きだそうだね。ルパンという企画があるんだがどうしてもやってほしい。」と頼まれたことで、当時所属していた東映動画を退社し参加。製作準備にあたり3人のほか、芝山努、小林治が起用され、この5人を中心に製作は行われることとなる。

キャラクターデザインは、各アニメーターの意見やアイデアを基に芝山がまとめた。その過程では、モンキー・パンチ自身も監修の立ち位置で参加しているが、アニメーターのイラストを見て「あ、これ、僕より上手いよ!これでいこうよ。」と言うなど、非常に柔軟な姿勢だったという。

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