女猫

女猫 (1983)

セクシーな肢体、怪しげに... ..

産婦人科医の鏡美音子は、勤務する病院の女院長・琴枝と同性愛の関係。ゲイボーイたちのパーティに招待されるが、その会場に銃弾が撃ち込まれる…。一方、琴枝は医大の学長のテクニックに負け体を許してしまう。

公開日
1983-12-23
TMDB
4.3 / 10 (12)
上映時間(分)
1時間26分
ジャンル
スリラー, 犯罪, ドラマ
監督
山城新伍

キャスト

豆知識

『女猫』(めねこ)は、1983年12月公開の日本映画。にっかつロマンポルノのエロス大作と銘打って公開された。カラー、ビスタ、86分。

製作

1983年秋、にっかつが山城新伍に「1984年の正月映画にいま最も魅力のある早乙女愛さんのヌードを、山城監督で」と依頼。武田靖にっかつ映像事業本部長より「正月映画にふさわしいシリアスな映画にしてもらいます」と言われた。山城は「愛ちゃんはヌードになるけど、ポルノではない」と意味不明の発言。山城の当時の位置付けは「口八丁の名司会者」。映画の話を始めたら止まらないと言われる"映画狂"。当初は藤本義一『をんな指師』を原作とした企画で、メスと肉体を武器に成り上がる女医という全く異なるテーマとなった。『女猫』というタイトルは、映画マニアの山城が今まで観た映画の中で一番エロチックだと感じたというフランソワーズ・アルヌール主演のフランス映画『女猫』からの引用だった。1983年10月18日に東京プリンスホテルで行われた製作発表の際は、あかね胡加・川崎三枝子共同原作の劇画『メス猫』の映画化と発表されていた。

早乙女以外のキャスティングもほとんど山城が行い、知的な猥褻さを感じるという伊藤幸子、セクシーと思う大塚良重、男は日本の俳優で一番セクシーだと思う岩城滉一を選んだ。岩城はマカオグランプリに出走予定だったが、キャンセルして本作に出演した。

山城は東映時代から旧知の内藤誠と桂千穂に脚本を依頼し、「『さらば愛しき女よ』と『グロリア』でお願いします」とだけ伝えたという。

山城監督は「愛ちゃんを攻めるには外堀から攻めるしかない」という理由でソフトな部分の撮影から始め、三度登場の全裸シーンは最終日に一気に撮影。「お客をタてても自分がタってはいかん!」と早乙女のヌードに生唾を飲みながら何とか持ちこたえたという。「90分間全編が見せ場ですが、あえていえば早乙女愛が見せるバケモノみたいなオッパイかな。最低三回は勃起しまっせ(笑)。なにしろポルノ処女の彼女に騎乗位から濃厚なレズシーンまでやらせたんだから、起たなきゃ男じゃない(笑)。面白くなけりゃ、ゼニ返します!」などと豪語した。撮影を13日(1983年11月後半~12月初め)でやり遂げ、辻褄の合わない話を90分でまとめた手腕ににっかつ上層部が感心し、にっかつの専属監督として契約しないかと誘われた。

主演の早乙女愛は、それまで松竹専属のお嬢様女優イメージだったため、フルヌードの披露と大胆な濡れ場演技で大きな話題を呼んだ。1981年に日本でもアメリカ映画『グロリア』が公開されると、日本の女優も『グロリア』のジーナ・ローランズみたいな役を演じてみたいという者が増え、早乙女もその一人で『グロリア』を観て大感激し、「いつかこんな役をやってみたい」と夢見ていたところ、『新ハングマン』で共演していた山城から「女のハードボイルドをやらないか」と誘われ、ポルノのオファーに回りからも猛反対を受け迷ったが、『愛と誠』でデビューして10年が経ち、同作品のイメージが強く以降、深窓の令嬢タイプの役しか来ず、自身は飛んだり跳ねたり車を運転したりするのが好きな性格で、自分の性格とは違うイメージを背負わされ手探り状態が続いたため、年齢的にも心機一転したい時期でもあり「"和製グロリア"を演じられるなら」と承諾した。

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