真・仮面ライダー序章

真・仮面ライダー序章 (1992)

風祭真は父の大門が働く生化学研究所、ISS社で生体実験の被験者として生活を送っていたが、連続殺人事件の全てを記憶しており苦悩していた。ISS社の鬼塚が変身し殺人を繰り返し、そのデータを真の体に適用し、真の体は知らぬ間に改造兵士(レベル3)になっていたのである。ISS社は所長氷室の指揮のもと、改造兵士の開発を企んでおり、真の肉体と精神は、鬼塚の改造実験には最適だったのだ。一方、セーラ・深町率いるCIAは改造兵士開発を阻止するため鬼塚を襲う。炎の中で身もだえする鬼塚に呼応して、ついに真が変身する。氷室の腹心、豪島もレベル2の兵士として真の前に立ちはだかる。改造兵士同士の激しい戦いが、ISS社の中で繰り広げられていく。一方、ISS社の明日香愛は真の子を身ごもっており・・・

公開日
1992-02-20
TMDB
6.3 / 10 (22)
上映時間(分)
1時間29分
ジャンル
アクション, アドベンチャー, サイエンスフィクション
監督
辻理

キャスト

豆知識

『真・仮面ライダー 序章』 は、1992年(平成4年)2月20日に東映ビデオより制作・発売されたオリジナルビデオ。90分。

製作経緯

『RX』終了の1989年9月の段階で企画は立ち上がっており、当初は『仮面ライダーZX』(1982年 - 1984年)同様の誌上展開も考えられていた。その後、劇場用映画版に代わって小野寺丈による準備稿が執筆されていた。一方、石ノ森章太郎も別途に「ガイア理論」をテーマとした『仮面ライダーガイアシノプシス』を用意しており、その構想を基に、小野寺丈が今日的要素を織り交ぜ、宮下隼一も参加して脚本が完成された。また、中村あずさ主演の特撮Vシネマ『女バトルコップ』(1990年)のノウハウを使って仮面ライダー作品を作ろうという話もあり、最終的にビデオ作品としてのリリースが決定した。

「原点の仮面ライダー1号を超えた仮面ライダー0号である」という意図から、ヒーロー的な要素が全くない醜悪なモンスターとして登場するが、これは第1作の『仮面ライダー』(1971年 - 1973年)で描写が見送られた「仮面やスーツを着用して改造人間の醜い体を隠す」という本来の「仮面」の意味を、次回作で語るという狙いがあった。そのため、「序章」というタイトルからも判るように、当初は全3話もしくは全5話を想定したシリーズ化を目指していたが、続編が制作されることはなかった。これは本作品が不評だったからではなく、むしろビデオの売れ行きが好調で、1993年に仮面ライダー映画の公開が決まったものの、『真』の続編は検討されつつも最終的に完全新作でいく方針に転換したためである。その経緯で制作されたのが『仮面ライダーZO』であり、1994年には『ZO』の続編企画を発展させた『仮面ライダーJ』の制作にも結果的につながった。

最初のプロットでは、ヒーロー番組『仮面ライダー』で育った人物が夜な夜な仮面ライダーのコスプレをしてヒーローごっこをしているうち、本当の事件に巻き込まれるというものだった。このプロットにプロデューサーの白倉伸一郎が反対してより原点回帰的な作品を提案し、石ノ森は苦笑いして承諾したという。とはいえ『仮面ライダーBLACK』の企画当初にも石ノ森章太郎が同様の話をして却下されたエピソードがあり、これが全く石ノ森の想定していない案だったわけではない。

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