呪怨 ザ・グラッジ3

呪怨 ザ・グラッジ3 (2009)

The Grudge 3

人気ジャパニーズホラー「呪怨」のハリウッド版第3弾。シカゴで起きた一家惨殺事件の唯一の生き残りである小学生ジェイクが、精神病院で不可解な死を遂げた。その頃、東京では伽椰子の妹ナオコが、姉が夫に殺される悪夢に悩まされていた。シカゴの事件が伽椰子の怨念の仕業だと直感したナオコは、呪いの連鎖を断ちきるべく現地へと向かう。一方、事件が起きたアパートでは、管理人マックスの妹ローズが、不気味な白い少年の姿を目撃していた。やがて、アパートの住人たちが次々と死んでいき……。加山雄三の娘としても知られるニューヨーク在住の女優・池端えみがナオコ役を演じた。

公開日
2009-05-12
TMDB
5.4 / 10 (691)
上映時間(分)
1時間30分
ジャンル
謎, ホラー, スリラー
監督
トビー・ウィルキンス
シリーズ
The Grudge Collection

キャスト

豆知識

  • 撮影地:ブルガリア

『呪怨 ザ・グラッジ3』 は、2009年製作のアメリカのホラー映画。『呪怨』ハリウッド・リメイク版のシリーズ第3作。アメリカ並びに日本では劇場未公開。

製作

『呪怨 パンデミック』は、そこそこの成功を収めたものの、2,000万ドルの製作費に対して興行収入は7,000万ドルと、前作ほどの大ヒットには至らず、製作会社の期待を下回る結果に終わった。第3作は清水崇が監督しないことと、藤貴子の出演が叶わなかったこともあって、ソニー・ピクチャーズはこの映画の製作費を500万ドルに削減し、ビデオスルーで公開することを決めた。

トビー・ウィルキンスが2005年に制作した短編映画『Splinter』が、ホラー映画の祭典『スクリームフェス』で上映された時、同映画祭の審査員にゴースト・ハウス・ピクチャーズのスタッフがいた。ウィルキンスの映画は彼らの目に留まり、まず予算1000ドルで2分間ほどの短編映画を依頼され、次いで『呪怨 パンデミック』のプロモーション用にWeb公開の短編3作を制作することとなった。こうしてゴースト・ハウス・ピクチャーズとの縁が深まったウィルキンスは、製作総指揮にまわった清水に代わって『呪怨 ザ・グラッジ3』の監督に就任した。最初からビデオスルー映画になることを知らされていたが、ウィルキンスは「私は自分の作品の発表するプラットホームが、インターネットだろうがVODだろうが、それを嫌がったことなどないよ」と言って気にしなかった。

清水は『呪怨 パンデミック』制作中に、スタジオから三部作にする予定だと伝えられていた。しかし日本版4作、ハリウッド版2作の『呪怨』6作品を作り続けた清水は、「何度もやっているので、同じことを繰り返しているだけの気がする。新鮮さを保つのは大変です」とインタビューに答えており、3作目は頼れる監督がいれば、プロデュースや脚本だけを担当して、アイデアを出したいと語っていた。また、この時のインタビューで清水は「会議ではプロデューサーや脚本家たちと、どうやったら伽椰子の呪いを止められるのかを話すけど、なかなか良い案が出ない。それならいっそ、拡がり続ける方向で良いのかも。ただ『呪怨3』では、何かが止められるかも知れません」と、第3作の畳み方を匂わせた。

「『ザ・グラッジ3』には、伽椰子の呪いに終わりがあるかも知れないということを、必ず導入したかった」とウィルキンスは明かした。「観客も、果たしてこの呪いは終わるのか、そういったことを考えるだろう。伽椰子の呪いを終わらせることに焦点を当て、どうやってそれに取り組むかを登場人物たちに考えさせることが重要だと思った。それは今までの『呪怨』シリーズで扱われなかったことです」。

清水が監督した『呪怨』シリーズは、登場人物の遅い動きで緊張を高めるのが特徴のため、ウィルキンスもその点を損なわないよう配慮し、シリーズの雰囲気を継承した。

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