ジャズ大名

ジャズ大名 (1986)

ザンギリ頭を叩いてみればニューオリンズの音がする。

江戸時代末期、アメリカから駿河の国の小藩に流れ着いた黒人3人が、音楽好きの大名と出会い、城中でジャムセッションを繰り広げる姿を描く奇想天外なコメディ。筒井康隆の同名短編を「近頃なぜかチャールストン」の岡本喜八監督が映画化。故郷アフリカへ帰るはずが、メキシコ商人に騙されて香港行きの船に乗せられた黒人4人組。ある日、病気で死んだ一人を残し、大嵐の中ボートで脱出を図った3人は駿河湾の庵原藩に助けられる。音楽好きの藩主は彼らの演奏するジャズの虜となり……。

公開日
1986-04-19
TMDB
6.3 / 10 (7)
上映時間(分)
1時間25分
ジャンル
音楽, コメディ, ドラマ
監督
岡本喜八

キャスト

豆知識

『ジャズ大名』(ジャズだいみょう)は、筒井康隆の中編小説。これを原作としたラジオドラマと映画も製作された。

製作

黒人俳優はアメリカから来日したが、米国南部設定の場面はすべて静岡ロケである。英語のセリフはアフレコをかぶせて二重音声で処理された。原作者が若いころに傾倒し、『馬の首風雲録』などの作品でもオマージュを捧げたことのある岡本喜八のメガフォンであり、記者会見で並びながら初期映画の思い出などを話したという。岡本監督にとって3本目の大映映画(東京撮影所は2本目、他に長編TV映画を東京で2本、京都で1本撮っている)であるが、クライマックスシーンのセットは東宝スタジオに建てられ、音楽監督とプロデューサーを除くメインスタッフ全員が東宝から起用された。

城内で9割方話が進むが、城の外観は遠景も城回りも一切映さない。城内も殿様がいる部屋の地下に黒人の楽団のメンバーを隠す部屋があるが、階上に上がるシーンがないため、城は平屋設定と見られる。1:10ぐらいで、突如現代の静岡の薩埵峠が映り、城の設定をこのあたりに想定し、城は外部の敵からの侵入を防ぐ造りが基本で緊急時に通路になるような城は普通は建てないが、仮定として発想したものと考えられる。

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