首都消失

首都消失 (1987)

ある日、突如日本の首都東京を中心とする半径約30km圏が、厚さ2km、高さ150kmの正体不明の雲に覆われ外部との連絡が途絶してしまう。2000万の人々と日本の中枢機能を雲に呑み込まれ、人々は混乱に陥り日本の統治機構はたちまち機能不全となり全国知事会を基礎とした暫定統治機構(臨時国政代行組織)が樹立されるが、財政・外交を中心に問題は山積する。雲の中に家族を取り残された北斗電機の技術開発部長、朝倉達也は雲の調査から電磁波により雲に穴を開けることができるのではないかと考え、電磁波照射車両による雲への突入を決行する。

公開日
1987-01-16
TMDB
6.2 / 10 (9)
上映時間(分)
2時間0分
ジャンル
サイエンスフィクション
監督
舛田利雄

キャスト

豆知識

  • 受賞:1 · ノミネート:0. 主な受賞:日本SF大賞

『首都消失』(しゅとしょうしつ)は、SF作家小松左京によって書かれた小説、ならびにそれを原作とする映画である。小説はブロック紙3社連合に該当する北海道新聞、中日新聞(東京新聞)、西日本新聞にて連載 された。単行本は1985年に徳間書店のトクマ・ノベルズとして刊行され、同年のベストセラーとなった。第6回日本SF大賞受賞。外交、防衛、経済、メディアといった様々な機能の中核である首都を突如失った危機的状況をリアルに描き、一局集中が進む日本の脆弱性に警鐘を鳴らした作品。

製作

関西テレビが制作した第一作目の映画で、原作者の小松は、報道局の大河シリーズで関テレとは馴染みが深かった。徳間書店の参加となった大映としても再建後初の本格SF映画であり、原作が徳間書店から刊行されていたことから本作品を制作するに至った。しかし、当時の大映には自前の特撮班がなかったため、本作品の特撮は東宝映像が手がけ、特撮シーンの撮影には東宝スタジオが用いられた。

雲の描写には、のべ約100トンのドライアイスなど様々な素材が使用された。 建築用素材のフライアッシュを使用した撮影では、スタッフ全員が防塵マスクを着用して行われた。「雲」に人がのまれるシーンでは、わずか20秒であるがハイビジョンが導入された。撮影で制作されたドライアイスマシンは、映画『ガンヘッド』(1989年)でも使用された。

「雲」による機能不全で、テレビの画面が乱れて消えるシーンでは、わずか一瞬「ひらけ!ポンキッキ」のガチャピンとムックの姿が映る。

東京が雲によりブラックアウトしたことを受け、情報発信機能を大阪の放送局が代行するというシーンが多く挿入されるが、この架空の放送局(関西放送)報道部のフロアは、当時の松竹大船撮影所のスタジオ内に作られたセットである。このセットに配置された様々な什器や機材のうち、放送用機材はソニー、気象情報端末は日本無線の機材が使われた。

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