吉原炎上

吉原炎上 (1987)

一晩いくらのこの身体、すっきり抱いて下さいな。

吉原遊廓では借金に縛られた娘たちが六年の年季が明けるまで春を売っていた。久乃がここ吉原の“中梅楼”に遊女として売られてきたのは十八歳の春。明治の末のことである。中梅楼には花魁の筆頭とも言うべき、お職の九重をはじめ、二番太天の吉里、三番太天の小花に次いで、菊川などさまざまな遊女がそれぞれ艶を競っていた。

公開日
1987-06-13
TMDB
5.6 / 10 (9)
上映時間(分)
2時間7分
ジャンル
履歴, ドラマ
監督
五社英雄

キャスト

豆知識

『吉原炎上』(よしわらえんじょう)は、1987年公開の東映映画。主演:名取裕子、監督:五社英雄。

エピソード

仁支川峰子は、"映画界のドン"に「俺のオンナになったら、次の映画は峰子ちゃんが主演だよ」と口説かれたが、ムカついて「仕事がなくなっても仕方ないです」と言い返し即座に断ったという。

小花役の仁支川によると、「赤色は五社監督が好きな色。監督から『赤色には女の情念や悲しみ、苦しみが込められている』と言われました」と回想している。このこともあって本作では、花魁たちの肌襦袢や中梅楼の布団、吉里の最期のシーンの金魚の他、様々な場面で赤色の物が効果的に使われている。

二宮さよ子演じる九重が、名取裕子演じる久乃に男を悦ばせる方法を手取り足取り教えるシーンでは、本番前にテストを30回以上繰り返した。これには五社が女性を美しく撮ることに命を懸けていたことと、文学座出身の二宮の大げさな芝居を抑える狙いがあった。

藤真利子演じる吉里の心中騒動のシーンは夏の設定だが、実際の撮影は真冬の京都で行われた。吐く息が白くなるのを防ぐため、出演者たちは氷を口に含んで口の中の温度を下げてから本番に臨んだ。

小花の最期である布団部屋のシーンでは、本番前に仁支川にしてほしい動きを五社自らが手本を1度だけ動いて見せ、彼女によるテストが1回行われた。本番は、仁支川の喀血する血のりが布団や着物に付くと色が変わってしまうため一発撮りで行われた。また、このシーンでは小花の周りにある真っ赤な布団の下には数人のスタッフが入り、意図的に布団を動かした状態で撮影が行われている。

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