Les Vampires

Les Vampires (1915)

Paris is prey to an invisible terror against which the police can do nothing: a sinister organization that sows chaos and death. The intrepid journalist Philippe Guérande and his partner embark on a long crusade to put an end to the crimes of the Great Vampire and Irma Vep, his dangerous accomplice. (A ten episode movie serial.)

公開日
1915-11-13
TMDB
7.0 / 10 (126)
上映時間(分)
7時間2分
ジャンル
ドラマ, スリラー
監督
Louis Feuillade

キャスト

豆知識

『レ・ヴァンピール 吸血ギャング団』 とは、1915年から1916年にかけて公開されたフランスのサイレント連続活劇である。監督はルイ・フイヤード。出演はミュジドラ、エデュアール・マテ、 マルセル・レベスク。「レ・ヴァンピール(吸血鬼)」と呼ばれるギャング団を追跡する新聞記者の活躍を描く。全10話、トータルで7時間ほどある。製作と配給はゴーモン。様式の類似性から、フイヤードの他の犯罪もの『ファントマ』『ジュデックス』と本作は三部作とみなされている。日本では大正6年(1917年)に『ドラルー』(青年探偵の名前)という邦題で、全4篇14巻として公開されている。

制作

犯罪ものの連続活劇は当時人気で、多数作られていた。フイヤードの前作『ファントマ』も大ヒットしていた。『レ・ヴァンピール』が作られるきっかけとなったのはライバル社パテの動向があったものと考えられている。パテはアメリカの連続活劇『拳骨』の映画化権を獲得していた。アメリカの活劇では、『ポーリンの危難』は『ファントマ』以降最大のヒットを飛ばしていた。

この映画に出てくる吸血ギャング団のアイディアは、1911年から1912年にかけてパリで暗躍したアナキスト犯罪集団ボノット・ギャングから採られたものと思われる。フイヤードは自分で台本も書いたが、ざっくりしたもので、俳優に設定だけ与えて細かいところは任せた。そのため整合性に欠ける部分がある。ただし、後半はしっかりした脚本を作った。

撮影のほとんどはパリ・ロケーションだった。戦時中のため、途中で出られなくなった俳優もいたという。予算もなく、塗膜をドアに利用したり。映画セットの家具を再使用したりした 。『稲妻の主』のフェリーの爆発シーンのようなものは明らかにストック・フッテージである。制作にはスピードが求められ、撮影終了から公開まで3〜4ヶ月しかなかったと推定される。フイヤードは一般的な映画技法をほとんど使っていない。ほとんどのシーンは固定カメラのロングショットと、あらすじを説明するための写真や手紙のクローズアップだった。しかし、逆にそのことがこの映画に「本物らしさ」を与えた。脚本がなかったので、多くの場面は即興で撮影された。ミュジドラはすべてのスタントを自分でこなした。フイヤードの次回作『ジュデックス』(1916年)と同時期の制作だった。

この映画では場面ごとに色合いを使い分けている。琥珀色は昼間の室内、緑は昼間の屋外、青は夜間または暗がり、ラベンダーはナイトクラブや夜明けといった薄暗いところ。

特筆すべきは400分弱という上映時間の長さで、公開当時は『The Photo-Drama of Creation』(1914年)の480分に次いで史上2番目の長尺だった。

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