銀蝶渡り鳥 (1972)
Nami "The Red Cherry Blossom" returns to her old stomping ground in the seedy Tokyo district of Ginza after a stint in prison for killing a yakuza boss. She soon settles in, living in her uncle's pool hall and working at the local hostess club. But when ruthless yakuza Ōwada attempts to take control of the club, Nami and her uncle devise a plan to take him down.
- 公開日
- 1972-04-01
- TMDB
- 6.8 / 10 (20)
- 上映時間(分)
- 1時間26分
- ジャンル
- アクション, スリラー
- 監督
- 山口和彦
- シリーズ
- Gincho Wataridori
キャスト
- 梶芽衣子 — Nami Higuchi
- 渡瀬恒彦 — Ryūji
- 小山明子 — Kayo
- 石井トミコ — Kyōko
- うえだ峻 — Isamu
- Mari Mochida — Harue
- 円山理映子 — Miki
- フラワー・メグ — Yuka
- 小林千枝 — Midori
- Yoshiko Iwamoto — Mari
- Mieko Aoyagi — Saeko
- Yuken Oda
豆知識
『銀蝶渡り鳥』 は、1972年の日本映画。『銀蝶シリーズ』の第1作。主演:梶芽衣子、監督:山口和彦、脚本:松本功・山口和彦。フォーマットはカラー、画面アスペクト比はシネマスコープ(2.35:1)。87分。梶芽衣子が腰をおとして仁義を切る任侠路線で東映映画に初主演した。
製作
梶芽衣子は1971年8月に日活を退社してフリーとなり、テレビで活躍していた。東映は梶を売り出すべく、梶の東映初出演映画として本作を企画した。梶は「私が最初に東映に行ったとき、東映も任侠路線がちょっと落ち込んでいる時代だった」と述べている。
企画者である東映東京撮影所のプロデューサー・吉峰甲子夫は、「ポール・ニューマンの『ハスラー』を女でやりたいんだ」と口説いた。梶自身も「私にピッタリじゃないの」と承諾した。ビリヤードを題材にした映画は珍しく、当時としても有名なものは『ハスラー』ぐらいしかなかった。梶は『ハスラー』を観ておらず、対戦相手役の丹羽又三郎からビリヤードを習った。
撮影中に藤純子が結婚、引退を発表したため、急遽、梶を「ポスト藤純子」として売り出すことになり、洋服で撮った本作のポスターを慌てて和服で撮り直した。「ポスト藤純子」として売り出されたのは梶が最初ということになる。差し替えポスター写真はロケ先の工事現場で「趣味の悪い」和服を着せられて撮影したため、梶は「私の俳優人生で最も嫌いな写真」と述べている。公開時、「東映任侠路線ファンの秘蔵っ子女優・藤純子の結婚、引退のニュースは、マスコミを騒がせ、藤ファンに大きな失望を与えた。そうした中で、新女やくざ路線の『銀蝶渡り鳥』を引っ下げ、期待の女優、梶芽衣子が東映のスクリーンに初登場する」と報道された。
樋口ナミ(梶芽衣子)が出所し、東京に戻った後、銀座の夜景が映し出され、映画の撮影によく使われる東京高速道路の当時は駐車場があったのか、後に一般人は進入できなくなった新数寄屋橋付近に梶を立たせる。中盤に梶と東隆次(渡瀬恒彦)、佳代(小山明子)の3人が話すシーンも同じ場所で撮影されている。室内シーンは全てセットながら、何度も梶ら役者が実際に銀座の歓楽街を歩くシーンがある。梶と渡瀬が夜の銀座の歓楽街を歩くシーンで「鳥ぎん」らしき看板も映る。ユカ(フラワー・メグ)が最初に出るシーンで、ペガサスホワイトかのトヨタ・2000GTが少し映る。20分過ぎにクラブ「ブロンコ」で五木ひろしが「かもめ町みなと町」を歌う。映画での五木の歌唱シーンは本作のみ。中盤のナミの新橋「緋桜会」時代の回想シーンは、新橋ではなく、新宿のミラノ座前で撮影が行なわれており、ジャン=ポール・ベルモンド主演の『華麗なる大泥棒』などが上映中。
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