誘拐

誘拐 (1997)

ひとは誰も、一生に一度、死に物狂いの嘘をつく。

東昭物産の常務が誘拐された。犯人グループは身代金3億円に加え、身代金受け渡しのテレビ中継を要求してきた。犯人に指名された運び人は3億円入りのカバンを抱え、命じられるままに東京中を走り回った末に倒れてしまう。

公開日
1997-06-07
TMDB
8.5 / 10 (2)
上映時間(分)
1時間49分
ジャンル
アクション, スリラー, ドラマ
監督
大河原孝夫

キャスト

豆知識

『誘拐』(ゆうかい)は、1997年6月7日公開の日本映画。製作配給・東宝。1995年度に「城戸賞」を受賞した森下直脚本の映画化。カラー、ビスタ。上映時間は109分。配給収入は3.5億円。石原プロモーション入社以降、テレビドラマを中心に活動していた渡哲也が、『やくざの墓場 くちなしの花』以来21年ぶりに長篇映画の主演を務めた。

製作

本作は「3億円の身代金と身代金受け渡しのテレビ中継」のモブシーンが話題になった。日本映画史上これだけ東京を撮った作品も数少ないとも評される。日本映画撮影監督協会が全面協力し、都心で大規模ロケを行なった。撮影の名手・木村大作指揮により、同じく名カメラマン・仙元誠三、高間賢治などが複数の地点、ヘリなどからミスが許されない一発撮りを敢行。繁華街で俳優・スタッフが大挙走り回りながら撮影を行い、大量のエキストラを動員した群衆シーンは臨場感に溢れる。渡を追うワンショットに21台のカメラを動員している。参加したカメラマンは、ムービーカメラの撮影だけではなく、走り回る俳優のすぐ周りを取り囲んでベータカムでの撮影も行っており、その映像は身代金受け渡しのテレビ中継映像として使用されている。

渡哲也が背負っているバッグの中身は現金3億と同じ量の紙幣のダミーが入っており、実際30キログラム相当の重さがあった。当時手術後の渡に配慮して軽いバッグも用意されたが、リアルな重さに拘った渡の一言で全編重さを統一された。永瀬も同じ重さのバッグを持って走っている。新宿の大ガード周辺の撮影は祝日だったとの事もあり、約500人の役者、スタッフ、エキストラに加え、事情を知らない一般の通行人もロケに参加する形になったので約1,000人超える人の流れができた。

通常エキストラで済ませる予定だった報道陣は、毎回違う人では格好にならないとの理由でエキストラ中から専任され、さらに約2週間に渡りスタジオで機材を持って走る訓練をしてロケに参加している。

当初、身代金の受け渡しは橋の上から貨物列車に投げ入れる設定だった。貨物列車が停車したおりに残っているバッグを回収するも中身が変わっているという内容であったが、貨物を通常のダイヤに組み入れるのに莫大な予算が掛かるのと、一度ダイヤに組み入れると、例え天候で撮影が中止になっても列車は走らせないといけないとの理由で変更を余儀なくされた。

2日目:田町グランパークビル→札の辻→田町駅前→増上寺→汐留→新橋→銀座→数寄屋橋公園→日比谷公園

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