純子引退記念映画 関東緋桜一家 (1972)
明治末期、美貌と男まさりの侠気で人気を呼んでいる柳橋の鉄火芸者が、縄張りを広げようと悪辣な手段を講じる悪徳ヤクザ一家に、仲間たちと共に対抗する。
キャスト
- 富司純子 — Tsuruji
- 鶴田浩二 — Tabikiyo
- 高倉健 — Kuramoto
- 若山富三郎 — Master Kofusai Donju
- 菅原文太 — Yuijiro
- 待田京介 — Ginji
- 伊吹吾郎 — Shukichi
- 山城新伍 — Tosuke
- 木暮実千代 — Osei
- 工藤明子 — Koteru
- 南田洋子 — Maid
- 長門裕之 — Shinkichi
豆知識
『純子引退記念映画 関東緋桜一家』 は、1972年3月4日に公開された日本映画。1972年(昭和47年)製作・公開、マキノ雅弘監督による日本の長篇劇映画、任侠映画。単に『関東緋桜一家』と表記されることもある。
製作
企画は当時の東映社長・岡田茂。藤は1968年(昭和43年)9月から始まる『緋牡丹博徒シリーズ』で一躍東映の看板女優となり、以降、任侠映画の重要な役どころを演じたり、『日本女侠伝シリーズ』『女渡世人シリーズ』と合わせ、高倉健と並んで三つの主演シリーズを持ち、任侠映画の花はまだまだ咲き誇ると思われた1971年(昭和46年)11月9日、歌舞伎俳優の尾上菊五郎との婚約を突然発表した。このとき「絶対に(女優を)引退しますとは言うなよ」と岡田と藤の父・俊藤浩滋から強く念押しされていたのもかかわらず、藤は女優引退も同時に発表した。任侠映画が苦しくなっている中での藤の引退は大きな打撃だった。女優の任侠路線を生み、それを成功させた岡田は、当時社長に就任したばかりで、東映の大事な宝であるドル箱女優を奪われて激怒し、引退に断固抗議した。俊藤は娘に長く無理をさせてきたこともあって結婚引退を反対しなかったため、岡田自ら懸命の説得に当たったが、藤は頑なで諦めざるを得なかった。
宣伝費に約2億円と当時の映画としては破格の予算をかけ、藤の挙式直前に封切られた。『関東緋桜一家』は最後の藤純子を見ようと映画館に観客が詰めかけ、正月興行を上回る盛況で引退フィーバーに沸いた。
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