魔の刻

魔の刻 (1985)

母だからこそ女。

美しい母・涼子は、家を出た19歳の息子・深を追ってある港町へやってきた。2人は禁断の愛に落ち、相前後して東京の家を出たのだ。涼子はこの愛を断とうと思いながらも、激しく身を寄せてしまう。そんななか、彼女は奇妙な過去を持つ中年男と出会う。

公開日
1985-01-26
TMDB
5.3 / 10 (9)
上映時間(分)
1時間54分
ジャンル
ドラマ
監督
降旗康男

キャスト

豆知識

『魔の刻』(まのとき)は、北泉優子の1982年の小説および、それを原作とする1985年公開の日本映画。R-15指定。

製作

北泉優子の小説はその内容から出版当初から反響を呼んだ。東映は原作出版と同時に映画化権を取ったが、製作は何度か頓挫し、1984年になって岡田茂東映社長から「元さえ取れればいい」との社長保証が出たため、東映セントラルフィルム七周年記念作品として1984年秋製作が決定した。製作会見で岡田社長は「この原作は東映セントラルフィルム(TCF)の中西(宏常務)くんがどうしてもやりたいと企画を出していたが、出ては消える幻の企画だった。今回黒澤くんも加わり、こういうスタッフ・キャストで映画化が決まったが、大ヒットしなくても損しない作品になればと思っているので是非この作品が成功するよう中西くんを応援してやってほしい。TCFは発足して7年目、東映の枠内で全力を傾けるのも面白い仕組みだと思っている」と話した。

母親役には出版後すぐに本を読み、「映画化されるならぜひ私に」と希望していた岩下志麻。岩下は「私はいたって平凡な女ですから、異常な役や、異常なテーマに憧れます」と話した。母親に犯される息子役には、当時名子役と評された17歳時の坂上忍がキャスティングされた。坂上は「脚本を一度読んでもよく分からず、もう一度読んだら顔が赤くなって眠れなかった」と話した。

全て神奈川県三崎漁港周辺で撮影。低予算でスタッフは毎日片道2時間半かけて日帰りの撮影。撮影日数20日間というハードスケジュール。1984年10月下旬クランクアップ。製作費2億円。

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