限りなき前進

限りなき前進 (1937)

One of Uchida’s early sound films, Unending Advance is based on a curious story by Yasujiro Ozu, in which an examination of the quotidian problems of a middle-aged salaryman and his family segues into an idyllic dream of an implausible future. The surviving print, although incomplete, offers an essential glimpse into Uchida’s prewar period, when he was associated more with realist dramas than with the period films that dominated his work after the war.

公開日
1937-11-03
TMDB
10.0 / 10 (1)
上映時間(分)
1時間39分
ジャンル
ドラマ
監督
内田吐夢

キャスト

豆知識

『限りなき前進』(かぎりなきぜんしん)は、1937年11月3日に公開された内田吐夢監督、小杉勇主演の日本映画。製作は日活多摩川撮影所。小津安二郎が原作を執筆したこの作品は、勤務する会社のリストラ(定年制の実施)によって主人公が精神に異状をきたすという深刻な物語を喜劇タッチで描くという異色作で、淀川長治など熱狂的なファンの支持を得ていることでも知られる。元の上映時間は99分となっているが、オリジナル版が消失したために現存するバージョン(フィルムセンター収蔵版)は60分を切る不完全なものである。

エピソード

この作品は、後の日本映画では頻繁に見受けられるようになるスポンサー企業とのタイアップ戦略の初期形を見ることができる。この作品の場合は森永製菓であり、轟夕起子が川の岸辺にしゃがみこみ森永ミルクチョコレート(最近復刻販売されたパッケージとほぼ同じデザイン)を食べ、紙パッケージの裏に印刷されている占いを読むという、今となっては貴重な場面である。

この作品が若い観客にも知られるようになったのは、淀川長治の力によるものが大きい。1970年代に淀川長治がTBSラジオで受け持っていた『淀川長治私の映画の部屋』で、日本映画の名作として全編のストーリーを語りおろしている。現存しないラストシーンも臨場感たっぷりに語っていて、淀川の語りの中でも一、二を争うものとなっている。なお、淀川はキネマ旬報社の日本映画史上ベストテンや蓮実重彦、山田宏一との対談集『映画千夜一夜』巻末のベスト100でも、『限りなき前進』を挙げている。

Wikipediaで続きを読む · テキストはWikipedia、CC BY-SA 4.0。データはWikidata。

おすすめ