資金源強奪

資金源強奪 (1975)

暴力団とサツの盲点をついて3憶5千万円の賭場荒らし!

敵対する組長を射殺して8年間の刑務所生活を送った末、ようやく出所した羽田組の組員・清元武司。ところが組の幹部・国吉は、武司の留守の間にその恋人・静子を自分の情婦にしてしまっていた。武司は堅気になると見せかけ、羽田組主催の花会の売り上げ金強奪計画を、刑務所で仲間だった鉄也と熊吉の2人とともに決行。3億5000万円もの大金をまんまと奪われた羽田組は、停職中の汚職刑事・能代に、金の行方を追わせるが…。

公開日
1975-06-21
TMDB
7.2 / 10 (4)
上映時間(分)
1時間32分
ジャンル
ドラマ, 犯罪
監督
深作欣二

キャスト

豆知識

『資金源強奪』(しきんげんごうだつ)は、北大路欣也主演・深作欣二監督・東映製作で1975年6月21日に公開された日本映画。『オーシャンと十一人の仲間』や『突破口!』などと同様、登場人物は全員悪党というクライムムービー。

製作

企画、及びタイトル命名は、岡田茂東映社長。当時岡田が漢字の題名を先に考え、出来たタイトルで映画を作れと現場に指示していた。『強盗放火殺人囚』『北陸代理戦争』等も同じで、本作は五文字の漢字で岡田がタイトルを作り、高田宏治に脚本を発注した。高田は『博奕打ち 総長賭博』の取材で、ヤクザの花会等で奪われても警察に届けられない何億もの現金が動くのを見たことがあり、ヤクザの資金源を襲うというのは面白いとホンを執筆した。

1975年の正月映画として「山口組シリーズ」三部作の最終作として大ヒットが予想された『山口組三代目 激突篇』が、諸事情あって製作中止に追い込まれ、代わりに公開した『日本任侠道 激突篇』が、正月作品としては「何年来ないような惨憺たる成績」に終わったことから、岡田社長が「ここらで本流のアクションで大攻勢をかける」と宣言し、この年、東映の看板スターによる実録映画&アクション映画が量産された。

当時の深作欣ニは実録路線で名声を高めていた時期で、『県警対組織暴力』と本作は、『仁義なき戦い』からどう逃れるかがテーマだったとも評される。

1975年2月の『仁義の墓場』公開中に、岡田東映社長が「1975年の東映大作に渡哲也を続々出演させて、渡を東映のエースにする」とブチ上げ、6月公開『スーパー・アクション/強奪』というタイトルで渡の主演作として発表した。しかし渡が前年に続き長期療養を余儀なくされたため、本作も渡の代わりに北大路欣也の主演、菅原文太共演に変更された。この年4月5日公開の『大脱獄』も菅原は予定になかった渡の代役を務め、同じ月に岡田社長が「今年の後半は松方、北大路中心のローテーションを組む」と発言したことが、菅原には面白くなく、菅原が公開予定の一ヶ月前の5月になって「オレは出ないよ、夏まで静養したい」と本作出演を拒否した。菅原は腸にポリープがあり、4月25日から5月9日まで虎の門病院に入院し、退院後は自宅療養中で、5月16日夜にプロデューサーが菅原の自宅を訪ね説得したが「最初から企画に参加してないので、共演とはいえ、作品に責任が持てない」「渡哲也と同じだ」などと出演を拒否。一時製作の目途が立たない状況になった。

数々の怪演で人気が急上昇していた川谷拓三と室田日出男が準主役に抜擢された。ひたすら悲惨な目に遭うのはお約束ながら、最後まで大金に喰らいつくバイタリティーを見せる。同じピラニア軍団では"前科イッパン"山城新伍をサポートする成瀬正や、後半急に登場してあっけなく殺される岩尾正隆、終始グラサン越しにガンを飛ばす松本泰郎も出演している。

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