北京原人の逆襲

北京原人の逆襲 (1977)

猩猩王

ヒマラヤの奥地に巨大な北京原人が出現し、村々を破壊してしまう。その噂を聞きつけた香港の興行師ルーは、北京原人を捕獲して見世物にしようと企み、探検家チェンを誘って探検隊を組織する。現地に降り立った探検隊が猛獣に襲われ犠牲者が続出する中、チェンは北京原人を発見し、北京原人に育てられた人間の女性サマンサと出会う。やがてチェンはサマンサと愛し合うようになり、彼女に説得を頼んで北京原人を香港へ連れて帰る。

公開日
1977-08-11
TMDB
5.1 / 10 (65)
上映時間(分)
1時間30分
ジャンル
アクション, ファンタジー, アドベンチャー, ホラー
監督
何夢華

キャスト

豆知識

『北京原人の逆襲』 は、香港のショウ・ブラザーズが製作し、1977年7月に公開した特撮映画作品。日本では1978年(昭和53年)3月4日に松竹配給で公開された。多くの地方では『カラテ大戦争』との二本立て公開。カラー、ワイド、91分。

制作

1975年当時、ディノ・デ・ラウレンティス製作のリメイク版『キングコング』(1976年)の話題は香港映画界にも届いていた。ショウ・ブラザーズはかねてより、「香港でもキングコングをやりたい」との願望があり、対抗の意を込めて製作に踏み切ることとなった。ショウ・ブラザーズが本作の準備にかかったのは1975年1月のことで、翌1976年6月にクランク・イン。20万フィート(37時間)のフィルムを費やし、1977年3月に2年2ヶ月がかりで完成した。制作費は500万ドル(2億6,500万円)で、日本円に換算すると約8億円強。ほとんどが日本人特撮スタッフのギャラだったという。

ジャングルの奥地で猛獣が登場するシーンがあるが、出演する虎達の爪はあらかじめ抜かれ、牙や歯には強力な粘着テープを巻いて撮影した。一度、助監督の立てた物音に驚いた豹が、この助監督に飛びかかるというアクシデントがあったという。

本作の制作は秘密裏に進められていた。黒井和男は公開年初頭に「ショー・ブラザーズのスタジオで、キングコングに似たぬいぐるみがあるのを目撃した人がいる」、「作品名は『キングコング対ジョーズ』らしい」などの噂を伝えている。一方、香港では大々的に宣伝されていたといい、特技監督の有川貞昌の長男は、機材を持ち込んだ際に税関で止められたが、有川の名を出すと歓迎されたと述べている。

こうして完成した本作は1977年7月に封切られるや、香港を中心に10億円を稼ぎ出し、イタリア、西ドイツ、ギリシャ、タイでも公開され、1978年には台湾の旧正月での興行で大ヒットを記録している。クエンティン・タランティーノもお気に入りの作品だという。

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