吸血鬼ゴケミドロ

吸血鬼ゴケミドロ (1968)

旅客機が謎の赤い光に遭遇し、見知らぬ山中に不時着。乗客乗員9名は、近くに墜落していた謎の円盤を発見する。生存者の一人が円盤に近づいた後、様子が一変。彼の額が裂け、中から現れた金色の不定形生物が人々を襲い始める。極限状態に追い込まれた生存者たちの間で、不信と恐怖が渦巻くパニックホラー。

公開日
1968-08-14
TMDB
5.8 / 10 (60)
上映時間(分)
1時間24分
ジャンル
ホラー, サイエンスフィクション
監督
佐藤肇

キャスト

豆知識

『吸血鬼ゴケミドロ』(きゅうけつきゴケミドロ)は、1968年(昭和43年)8月14日に公開された日本の映画。製作・配給は松竹。カラー、松竹グランドスコープ。上映時間は84分。監督は佐藤肇、主演は吉田輝雄。

制作

ゴケミドロに乗り移られて吸血鬼と化すテロリスト・寺岡役を演じた高英男は俳優ではなくシャンソン歌手が本業だったが、脚本での「灰となって風に散る」という最期が気に入り、役を引き受けた。しかし、完成フィルムではその最期の描写を高橋昌也に取られる形に変更されたため、非常に不本意だったという。また、本作への出演後しばらくは、町で子供たちから「ゴケミドロだ!」と言われて怖がられたそうである。

日本での公開時のポスターでは、中心に配された高が「吸血鬼」と銘打たれており、ゴケミドロよりも高が主役のような図柄となっていた。劇場用パンフレットには付録として、顔の左半分が白骨化したようなポスターイメージの高のイラスト画の紙製お面がついていた。

「青い地球がやがて茶色く変色していく」というラストシーンについて、監督の佐藤は「人類滅亡」のイメージを込めたという。また、公開時の宣材では「演出の言葉」として以下のような佐藤の言葉が添えられていた(原文ママ)。

「ノストラダムス(フランス16世紀の大予言者)の不気味な四行詩は、1999年に地球は滅亡すると予言している。《この年、恐るべき王が、空から舞い降りてくる》 原爆以来、空飛ぶ円盤の目撃例は、増加している。地球は狙われているか!? 地球滅亡の24時間を、現代日本を代表する十人の人間どもの典型を極限状態に追い込むことによって描いてみたい。」

本作の企画は、前年の1967年にピー・プロダクションが企画したテレビ特撮シリーズ『ゴケミドロ』が元になっている。内容は、地球に不時着したUFOに乗っていた人間に乗り移れる善玉の宇宙人と、その機内食料だったが野性に還り凶暴化した宇宙生物「ゴケミドロ」との戦いを描いたもので、原案・脚本はうしおそうじが担当した。

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