早春物語 (1985)
これ、恋だと思う。
高校の写真部に所属する17歳の少女・瞳。母親は数年前に亡くなり、父親の修三は別の女性と再婚する予定だった。瞳はカメラを手に地元・鎌倉を歩くうち、梶川という中年男性と出会うが、自分が大学生だと嘘をつく。東京で梶川と再会した瞳は、すっかり彼に夢中になる。そんな瞳だが、母親の命日に偶然アルバムを見ると、亡き母親と梶川らしい男性が一緒に写った写真を見つけて驚く。20年前、梶川と瞳の母親は交際していた。
キャスト
- 原田知世 — Hitomi Okino
- 林隆三 — Shinji Kajikawa
- 田中邦衛 — Okino, Hitomi's father
- 由紀さおり — Keiko Otake, Okino's fiancee
- 仙道敦子 — Asako Maki
- Yukako Hayase — Masako Sawada
- 一色采子 — Mizue
- 宮下順子 — Junko Matsuura
- 秋川リサ — Takako Ishihara
- 平幹二朗 — Takenaka
- 岩崎加根子 — Mrs. Takenaka
- 小林稔侍 — Coffee shop owner
豆知識
『早春物語』(そうしゅんものがたり)は、赤川次郎の小説。これを原作として1985年に映画が、1986年にTBSでテレビドラマが制作された。
製作
赤川次郎は原田知世の主演映画を念頭において本作を執筆したが、原作にあったミステリー要素は消え、小説とは別の物語となった。小説は当時、角川書店の発行する「野性時代」に連載中だった。
原田知世がそれまでの清純派のイメージを一新、中年男性をたぶらかず悪女を演じる。劇中の設定と同じく撮影当時17歳。製作発表会見で澤井信一郎監督は「知世ちゃんには私生活でも良い子でなくなって欲しいくらいだ」、角川春樹プロデューサーは「(原田の)この次の作品もハードボイルドで、北方謙三さんに書いてもらっている(『黒いドレスの女』)」と、原田の"悪女路線"を続けると宣言。原田は「お父さんみたいな人をたぶらかすなんて。主人公の気持ちが理解できません」と話した。
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