ヘッドフォン・ララバイ (1983)
The story of friendship, love and sportsmanship among high-school students.
キャスト
- 本木雅弘 — Rei Kazama
- 薬丸裕英 — Yutaka Ando
- 布川敏和 — Seiichiro Yoshii
- Tomoko Takabe — Arisa Hayasaka
- 木之元亮 — Coach Ogata
- 可愛かずみ — Rina
- Bin Sadanaga
- 松橋登
- かわいのどか
- 大泉滉
- 横山あきお
- 寺田農 — Hino
豆知識
『ヘッドフォン・ララバイ』は、1983年に公開された、東映製作 の映画である。監督は山根成之。シブがき隊主演第2弾。高校駅伝をテーマとしている。原作は窪田僚のデビュー小説『ヘッドフォン・ララバイ~公園通りの青春』(1981年、集英社コバルト文庫)。
製作
1983年1月12日に東京プリンスホテルで東映の新年会が開催され、1983年度の東映ラインアップの発表もあり、夏興業では『日本海大海戦 海ゆかば』を6月4日から7月15日まで、『陽暉楼』を8月6日に公開し、この間に夏のまんがまつりを7月16日から8月5日まで公開するとしていた。数年9月興行が東映は上手くいっていなかったことから、鈴木常承東映取締役営業部長が高岩淡東映常務取締役企画製作部長に「9月を立て直したい」と頼み、『陽暉楼』を後ろにずらして『伊賀野カバ丸』と『天中拳』の二本立てを夏興業に組み入れ、1983年2月21日の東映本社会議室であった月例懇談会で、確定番組の製作現況などの説明があり、夏のまんがまつりは中止し、1983年7月16日から8月5日までの三週間興行で「シブがき隊のもの」とTVアニメの二本立てを予定、TVアニメに内容は来月発表すると告知された。
1970年代に青春映画の名手とも謳われた山根成之監督は、青春映画は久しぶりの演出。寅さん以外はヒット作の出ない松竹から、山根は東映東京撮影所(以下、東映東京)に出向する形になった。当時は相米慎二や森田芳光、根岸吉太郎ら、若手監督がアイドル映画の監督に抜擢される傾向にあった。
ロケも多いが、室内シーンは全て東映東京で行われた。当時の東映東京は道を隔てた元の敷地にプラッツ大泉が開業し、規模が縮小されていた。シブがき隊と早坂有紗役の高部知子が大人気で、同撮影所に連日大勢のファンが詰めかけた。高部は当時は映画初出演と報じられた。ストレートな青春映画をやるのは初めてで、山根監督が俳優に特別な演出を行わないことに驚いたという。
風間黎(本木雅弘)の住居は高校3年生ながらビルの屋上ペントハウス「MANSHON OF REI」に住む。場所は神宮前五丁目設定。ランニングコースは代々木競技場付近。吉井誠一郎(布川敏和)は「ばってん」を連発する熊本県出身であだ名はボクトツ。スナックで熊本の民謡「田原坂」を歌う。山根監督が『愛と誠』でもやった人物が同じ所を3回通るカットをしつこく使い、画面をひっくり返したり、変な分割画面を使う。誠一郎(布川)と黎(本木)は同じ有紗(高部)を好きになるが、黎と有紗が恋仲になり、二人のデートシーンでは赤坂や明治神宮外苑の絵画館、渋谷などでロケが行われている。他に映像作品でよく使われる神宮橋からコープオリンピアを含む表参道を捉えたカット、西新宿などのロケシーンがある。有紗が誠一郎に呼び出された待ち合わせ場所は人気のない地下駐車場。案の定、ジョーこと西条徹(貞永敏)率いる不良グループにレイプされかけたが、黎と豊(薬丸)が乗り込む。
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