宇宙戦艦ヤマト 復活篇

宇宙戦艦ヤマト 復活篇 (2009)

西暦2220年、太陽の300倍の質量を持ち、光をも飲み込む暗黒の天体、移動性ブラックホールが宇宙から地球へと迫っていた。地球連邦政府は、移民船団を組織。サイラム恒星系アマールへの移民を決行するが、謎の大艦隊の攻撃に遭い、船団が壊滅。古代進は移民船団の護衛艦隊司令としてヤマトに乗り込み、大艦隊に戦いを挑む。

公開日
2009-12-12
TMDB
6.0 / 10 (14)
上映時間(分)
2時間14分
ジャンル
アクション, アドベンチャー, アニメーション, サイエンスフィクション
監督
西崎義展, 白土武
シリーズ
宇宙戦艦ヤマト シリーズ

キャスト

豆知識

『宇宙戦艦ヤマト 復活篇』 は、2009年12月12日および2012年1月28日に公開された「宇宙戦艦ヤマトシリーズ」のアニメ映画作品である。キャッチコピーは「戦士たちよ、ヤマトに乗れ。人類を救え!」「愛のために戦え!」、「必ず此所へ帰ってくる」(ディレクターズカット版)。通称「復活篇」「ヤマト復活篇」。前作『宇宙戦艦ヤマト 完結編』までは東映洋画配給だったのに対し、本作は宇宙戦艦ヤマトシリーズ初の東宝配給作品である。

製作の変遷

『宇宙戦艦ヤマト 完結編』の続編として、1994年に最初の製作発表がなされた。大まかなストーリーや設定がメイキングビデオ『ヤマトわが心の不滅の艦 宇宙戦艦ヤマト胎動篇』(『YAMATO2520』の項目を参照)や、2000年代前半のプロデューサー・西﨑義展の不祥事 による公判時に西﨑の支援者などによって開設されたウェブサイト(#外部リンクの「西﨑義展の手記」参照)で公開されており、ストーリー原案として作家で政治家の石原慎太郎・東京都知事(当時)が製作に参加することが話題となった。

この時はまだ松本零士が参加しており、古代進や真田志郎、佐渡酒造など『復活篇』用のキャラクターのデザインを描き起こしていることが『胎動編』で語られている。また、『胎動編』ではほかに、アニメーションディレクターとして高山秀樹、アートディレクターとして辻忠直、作画監督として大倉雅彦、キャラクターデザインとして北爪宏幸、メカニックデザインとして小林誠が紹介された。いずれも過去の、あるいは後年のヤマトシリーズに携わっている人物だが、このうち2009年公開の『復活篇』に主要スタッフとして続投したのは高山と小林だけである。

カスケードブラックホールによって地球が危機に陥り、移民を始めた地球人類が宇宙連合軍に襲われるというストーリーや、6連波動炉心や電算室を備えたヤマトの設定・デザインなど、『復活篇』の基本部分は『胎動編』の時点でほぼ固まっている。

製作会社のウエストケープコーポレーションは、1995年よりOVA『YAMATO2520』をリリースしたものの、それ以前より資金難に陥っており、1996年に「宇宙戦艦ヤマトシリーズ」の著作権などを東北新社に譲渡した。譲渡契約においては、新作を製作する権利は西﨑に留保されている。さらに1997年には、債権者である三井ファイナンスサービスがウエストケープコーポレーションおよび同社社長でもあった西﨑に対し、破産を申し立てた。これが認められたため、同年9月に両者は破産し、本作の製作は中止となった。また、製作中の1995年に古代進役の富山敬が逝去しており仮に予定通り制作されていた際、富山の後任声優が誰であったかは不明である(完成版では富山の持ち役の多くを引き継いだ山寺宏一が担当)。

その後、西﨑と松本は民事訴訟を経て、2003年に西﨑がこれまでの「宇宙戦艦ヤマトシリーズ」を利用した新作『復活編』(仮題)を、松本がこれまでのヤマトシリーズとは関係の無い新作『大銀河シリーズ 大ヤマト編』(仮題)を、各自が個別に製作すると相互に確認した。しかし、松本が製作する新作作品についてはヤマトシリーズに登場した設定、キャラクターなどを使用することを含むヤマトシリーズに類似した作品を製作する場合は著作者人格権者である西﨑の承諾が必要とされた。しかし西﨑は、松本の作品を『宇宙戦艦ヤマト』の類似作品と断定し、製作を許可しなかった。なお、西﨑から著作権を譲渡された東北新社はこの合意に参加しておらず、ニュースリリースで自社の独自の権利を主張した。しかし、前出の1996年の西﨑と東北新社間における著作権譲渡契約において、新作続編を製作する権利は西﨑に留保されているにもかかわらず東北新社の権利主張はそれを翻意した発表だった。

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