緯度0大作戦

緯度0大作戦 (1969)

海底二万メートルを支配する〝緯度0〟基地! 神秘と未知の世界に展開する脅威の科学攻防戦!

海底油田の調査隊が遭難し、謎の潜水艦アルファー号に救助される。調査隊の三人が連れていかれたのは、海底に作られた平和な理想郷、赤道と日付変更線の交差する“緯度0”であった。一方アルファー号の艦長を生涯の仇敵と狙うマリク博士は、その平和なユートピアを破壊しようと画策した。アルファー号に救助された三人は、マリクの本拠地に乗り込んでいく。だがそこは、凶暴な巨大ネズミや合成獣グリフォンの跋扈する、アンチ・ユートピアだった……。

公開日
1969-07-26
TMDB
5.9 / 10 (29)
上映時間(分)
1時間29分
ジャンル
サイエンスフィクション, アドベンチャー, アクション
監督
本多猪四郎

キャスト

豆知識

  • 製作費:¥3.6億

『緯度0大作戦』 は1969年に公開された日本とアメリカ合衆国合作の特撮映画。製作は東宝とドン・シャープ・エンタープライズ・プロダクション。カラー、シネマスコープ。監督は本多猪四郎、主演はジョゼフ・コットンと宝田明。

製作

本作品の起源は、1940年代にNBCラジオで放送された、テッド・シャードマン原作のラジオドラマ"Tales of Latitude Zero"(緯度0の物語)である。シャードマンは1960年代から、"Tales of Latitude Zero"の映画化を試み、企画をドン=シャーププロに持ち込んで、1967年に東宝の重役であった藤本真澄が渡米した際、日米合作企画として持ちかけたことで実現した。当時のアメリカ映画界は制作費の安い日本との合作を、予算調達に行き詰った邦画界は日米合作による低迷打開を、それぞれ模索していた時期であった。なお、当初のドン=シャーププロはアンバサダープロと名乗っており、初期脚本にはそちらの記名がある。準備稿でのタイトルは『海底大戦争』、脚本第2稿では『海底大戦争 -緯度0-』であった。

東宝では1966年にSFメカニック映画『空飛ぶ戦艦』が企画検討されたが、本作品がそれに替わった。『空飛ぶ戦艦』は円谷プロの『マイティジャック』として蘇ることとなる。70ミリパナビジョンを導入する案もあったが、予算の都合から実現しなかった。

音楽は伊福部昭が担当した。伊福部は、劇中での緯度0の人物の衣裳からエリザベス朝をイメージし、チェンバロを用いている。

外国人キャストには、ハリウッドの一流俳優が起用された。本作品には出演していないが、ハリウッドでの活動経験もある俳優のヘンリー大川が通訳を務めた。

日本人キャストでは、「英語を話せる俳優」を中心に人選がなされ、宝田明、岡田眞澄、平田昭彦ら英語力の優れた映画俳優が起用されたほか、元宝塚歌劇団の男役でミュージカルなどの舞台で活躍していた黒木ひかるが「黒い蛾」を演じた。また、当初の岡田博士役には佐々木孝丸が予定されていたが体調不良で降板し、日系カナダ人の中村哲に交代した。台詞はすべて英語で撮影され、日本語版はアフレコで日本語に吹き替えられている。

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