快盗ルビイ

快盗ルビイ (1988)

DM発送会社に勤める平凡なサラリーマンの徹。ある日、彼が母親と2人で暮らすマンションに、チャーミングな女性、留美が引っ越してくる。だが、彼女はフリーのスタイリストという職業は世を忍ぶ仮の姿、本業は“ルビイ”を名乗る快盗なのだと徹に打ち明ける。成り行きから彼女の相棒をさせられることになった徹は、強盗や詐欺、果ては銀行強盗の片棒を担がされるのだが、ルビイは本当に快盗なのか計画は失敗ばかりだった。

公開日
1988-11-12
TMDB
7.0 / 10 (12)
上映時間(分)
1時間37分
ジャンル
コメディ, ロマンス
監督
和田誠

キャスト

豆知識

『快盗ルビイ』(かいとうルビイ)は、1988年11月12日に東宝にて公開されたコメディー映画。小泉今日子が扮する加藤留美(実は、ルビイという名の快盗)が、真田広之が扮する林徹を仕事(泥棒)の相棒にするコミカルドラマ。原作はヘンリー・スレッサーの『快盗ルビイ・マーチンスン』。ただし原作ではルビイは男である。第62回キネマ旬報ベスト・テン第10位。

製作

企画はサンダンス・カンパニーの古澤利夫(藤崎貞利)。製作費1億2000万円はビクター音楽産業が全額出資。古澤が東宝に企画を持ち込んだら、東宝はこの前年ヒットしたホイチョイ・プロダクション製作の『私をスキーに連れてって』のような映画を狙っていた。

映画の原作となったのは、ヘンリー・スレッサーによる連作短編集『快盗ルビイ・マーチンスン』である。日本では1978年(昭和53年)に、村上啓夫の翻訳により早川書房(ハヤカワ・ミステリ文庫)から刊行された。

映画版では主人公のルビイが女性(小泉今日子)としてアレンジされているが、原作小説におけるルビイ(ルビイ・マーチンスン)は「男性」の青年である。頼りない相棒(従弟)とともに、毎回どこか抜けた、しかしどこか憎めない地味な犯罪計画を立てては失敗を繰り返すユーモア・ミステリ(犯罪小説)となっている。

監督・脚本の和田誠は大竹しのぶと野々村真のコンビを構想していたが変更になった。サンダンス・カンパニーの木村典代が小泉今日子のマネージャーと知り合いだったことから、小泉に出演を依頼した。

小泉今日子は映画公開中と見られる『月刊明星』1989年2月号の同業アイドルによる小泉への質問という企画で、小川範子からの質問「『快盗ルビイ』見ました!あの中のキスシーン(ラストに濃厚なシーンがある)、いやじゃなかったですか?」に答え、「ぜんぜん、いやじゃなかったよ!いままでの日本映画で、あんなふうに女の子からカッコよくキスするのなかったと思うから、やった!と思いました」などと述べた。同じく荻野目洋子からの「好きな映画は何ですか?」と質問に対して、『フォロー・ミー』、『薔薇の名前』、ウッディ・アレンの映画、オードリー・ヘップバーンの映画を挙げ、「『風の谷のナウシカ』『となりのトトロ』のアニメは勇気を感じさせるから好き」と話し、まだ宮崎駿は認識されていないものと見られる。

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