大冒険

大冒険 (1965)

新聞記者植松は、友人の発明狂谷井の発明した万能複写機で1万円をコピーしたところ、ニセ札を発見。国際ニセ札偽造団が日本に魔の手を延ばしていることを知った。植松の命を狙う国際ニセ札偽造団だが、植松は谷井の妹悦子に夢中。そのとき、悦子がなにものかに誘拐される。独自の捜査で悦子を探す植松と谷井。だが、その怪しい行動が誤解を招き、警察からも追われるハメになってしまう。

公開日
1965-10-31
TMDB
7.0 / 10 (1)
上映時間(分)
1時間47分
ジャンル
コメディ, アドベンチャー
監督
古澤憲吾
シリーズ
The Crazy Cats "Big Operation" Collection

キャスト

豆知識

『大冒険』 は、1965年(昭和40年)10月31日に公開された日本映画である。製作は東宝と渡辺プロダクション、配給は東宝。監督は古澤憲吾、主演は植木等。

製作

プロデューサーの藤本真澄は、自身が目標に掲げるスタンリー・クレイマーの『おかしなおかしなおかしな世界』を参考にしたという。偽札を巡る展開は、藤本が富士フイルムを見学した際に見た当時最新鋭の電子複写機から発想したものである。本作品について、書籍『ゴジラ画報』では「クレージー版007」、書籍『円谷英二特撮世界』では「ドタバタ版007」と称している。

脚本は前半を笠原良三、後半を田波靖男が担当しており、谷啓が突然神戸の街に登場する、前半では上司のハナ肇にゴマをする小心者だった犬塚弘が新幹線車内ではハナ肇を露骨に蔑む言動をするなど、整合性の取れていない点が散見される。元々は笠原が担当していたが、新藤兼人による原案が笠原の意に沿うものではなかったために筆が進まず、弟子の田波が急遽参加するに至った。さらに監督の古澤憲吾と評論家の中原弓彦が脚本の修正を行ったが、前後の齟齬を修正することに時間がかかり、本来予定していたギャグ部分の監修はほとんど行えなかったという。書籍『大特撮 日本特撮映画史』では、クレージー映画がアメリカでもヒットしていたため、外貨獲得のため既成の日本の喜劇映画とは異なる破天荒な作品になったと記述している。

撮影は当初の予定より1か月ほど遅れての開始となった。このため、谷啓は主演舞台と重なって当初よりも出番が少なくなり、越路吹雪も大阪リサイタルの前後に撮影を振り分けての参加となった。

屋外ロケではワイヤーアクションを多用しており、主演の植木等はアクションシーンのほとんどをスタントなしで演じている。車を飛び越えるシーンでは、合成も併用している。

また、特技監督を円谷英二が担当してミニチュア特撮が用いられているのも特徴。ミサイルが方向転換する場面は、アニメーションで表現された。ミサイル基地の爆発シーンでは、大量の火薬を用いてミニチュアを粉々に粉砕している。

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