危険な女 (1959)
Based on the Seichō Matsumoto's story The Woman Who Took the Local Paper.
キャスト
- 渡辺美佐子 — Yoshiko Shiota
- 芦田伸介 — Ryukichi Sugimoto
- 下元勉 — Yoshiko's husband Masao
- Tomoko Kō — Atsuko Ishii
- 大町文夫 — Old man at newsstand
- 南風洋子 — Madam of the Rubicon bar
- 大滝秀治
- 佐々木すみ江
- Makiko Tsunoda
- 鈴木瑞穂
- Hifumi Nakagawa
- Sanae Ishida
豆知識
- 原作:地方紙を買う女
『地方紙を買う女』(ちほうしをかうおんな)は、松本清張の短編小説。『小説新潮』1957年4月号に掲載され、1957年8月に短編集『白い闇』収録の1編として、角川書店(角川小説新書)より刊行された。
エピソード
『宝石』に1963年に掲載された創作ノートで、清張は以下のように述べている。「有楽町の駅前に、地方紙を売っている。それのヒントが一つと、それから当時僕は地方新聞の代理店を通じて、小説を書いていたので、地方からよく投書がくるんだ。その二つで思いついた」。
清張が1956年から1957年にかけて地方紙に連載した小説『野盗伝奇』のタイトルが、本作三節においてそのまま挙げられている。このことについて、メディア史研究者の土屋礼子は「殺人事件を説き明かす鍵として、この連載小説の名がそのまま登場するのは、新聞に小説を連載する作家となった彼の喜びを反映しているように思える」と述べている。他方、研究者の山本幸正は「おそらく、地方新聞に小説を配信する共同通信社のために『野盗伝奇』を書いた松本清張も「杉本隆治」と同じような気持ちを抱かざるを得ない経験をしたのではないか」と述べている。なお、山梨県の地方紙に『野盗伝奇』が連載された事実は確認されていない。
本作の英訳「The woman who took the local paper」がアメリカのミステリー小説誌『エラリー・クイーンズ・ミステリ・マガジン』1979年6月号に掲載された。3か月後に光文社発行の雑誌『EQ』に再掲載されたが、清張は「こんどEQMM誌に出た英訳では、誌面の関係上原作が縮められている」「背景の描写は作品の雰囲気を出すのに重要な要素となっているので(著名な例としてE・A・ポウの『アッシャー家の没落』の冒頭部分、E・ブロンテの『嵐が丘』における英国ヨークシャの荒れ地の風景描写、S・モームの東南アジアものなど)、この部分を削られると小説から味も素っ気もなくなったようで、原作者としては不満である」とのコメントを付している。
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