水戸黄門 (1978)
御存知〝天下の副将軍〟水戸黄門が助さん、格さん、さらに風車の弥七、うっかり八兵衛を従えて諸国を漫遊し悪を懲らしめ大活躍!! 加賀百万石のお家騒動を知った黄門一行は事件解決のため風雲急の加賀百万石へ。黄門一行、陰謀邪剣の渦に起つ!
キャスト
- 東野英治郎 — Tokugawa Mitsukuni
- 里見浩太朗 — Sasaki Sukesaburo
- 大和田伸也 — Atsumi Kakunoshin
- 中谷一郎 — Kazaguruma no Yashichi
- 高橋元太郎 — Utsukari Hachibei
- 三船敏郎 — Sakuzaemon Okumura
- 安部徹 — Mondo Murai
- 竹脇無我 — Ishikawa Hayato
- ハナ肇 — Nise Komon
- 栗原小巻 — Yumi
- 遠藤太津朗 — Hatao Kurobe
- 加藤嘉 — Taibei
豆知識
『水戸黄門』(みとこうもん)は、1978年12月23日に公開された日本映画。配給:東映。カラー、88分。同名のテレビドラマ『水戸黄門』(東野英治郎版)の放送開始10年を記念して製作され、主演の東野英治郎はじめテレビドラマ版の主要俳優が出演している。テレビドラマ版同様、水戸光圀らが正体を隠して旅をし、事件を解決する筋立てであり、本作の立ち寄り先は柏崎と金沢。
製作
1977年夏、東映社長・岡田茂は「映画は自社だけで作るものにあらず」と発言し、積極的に外部資本と提携した映画の製作方針を打ち出した。
テレビドラマ『水戸黄門』は、製作をC.A.L、撮影などの制作協力を東映(後に東映太秦映像となる)が担当していた。また当時、ドラマのレギュラー出演者の間から『水戸黄門』の舞台版の計画が上がっていて、「それなら舞台に比べて短期間の拘束で済む映画に出来ないか」という話が出た。放送開始以来同番組の一社提供スポンサーであった松下電器としても、企業PR、ユーザー、小売店サービスに映画は有効な手段と見ており、同社が1978年に創立60周年を迎えることから、同社の記念イベントとして東映での映画化が合意に達した。東映にとっても完全な新作より製作費の負担が少なくて済むほか、テレビ番組のタイアップで宣伝効果も大きく、また松下電器の販売網を利用した大量動員も期待できた。
監督の山内鉄也は、東映京都撮影所の映画監督であった1967年に、同撮影所のリストラを推進していた当時の所長・岡田茂に無理やりテレビ部に転出させられていたため、本作が約10年ぶりの映画の演出になった。
1978年9月29日に帝国ホテル桜の間で製作発表記者会見があり、岡田茂東映社長、佐藤正之俳優座社長、濱口浩三TBS製作本部長、高岩淡東映京都撮影所所長、山内鉄也監督と、東野英治郎、里見浩太朗、大和田伸也、高橋元太郎、中谷一郎の"黄門一家"に特別出演の三船敏郎と栗原小巻が出席。岡田東映社長は「この作品の映画化については前から話があったが、やはり時期というものがあるので考えていた。今年の正月の『柳生一族の陰謀』を始め、時代劇映画がヒットしたし、この秋に『赤穂城断絶』も公開するので今回思い切って正月第一弾に『水戸黄門』を製作することにしました。ビッグキャストも組めたので、是非成功させたいと思います」と、濱口TBS製作本部長は「『水戸黄門』はTBSの看板番組で9年も放映していますが、今回の映画化は局としても番組のPRにもなり有難いと思っています。成功を祈っております」と、山内監督は「最高のゲストを迎えられたので、テレビとは違った面白い時代劇にしたい」などと述べた。
題字は横書きに並べ替えられ、字の色は白から赤に変わっている(上映当時のポスターも同様のデザインである)。
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