テキヤの石松

テキヤの石松 (1976)

Action-comedy film featuring the adventures of an itinerant merchant (Hiroki Matsukata) that becomes an unlikely hero.

公開日
1976-04-10
TMDB
9.0 / 10 (1)
上映時間(分)
1時間31分
ジャンル
コメディ
監督
小沢茂弘

キャスト

豆知識

『テキヤの石松』(テキヤのいしまつ)は、1976年4月10日に東映で公開された日本映画。

製作

岡田茂東映社長は、東宝はともかく年間配収では東映の半分程度の松竹に正月興行だけは寅さん(「男はつらいよシリーズ」)で長年負け続けていたことが悔しく、東映の1976年正月映画『トラック野郎・爆走一番星』で、寅さん(『男はつらいよ 葛飾立志篇』と併映『正義だ!味方だ!全員集合』)に勝てるチャンスが到来し、打倒"寅さん"を内外ともにチャンスを見つけてはPRに努め、社員の志気を鼓舞した。結果、『トラック野郎・爆走一番星』は大当たりし、1975年暮れから1976年松の内まで、毎日1億円以上の金が東映にころがり込み、岡田社長のオクターブも上がりっ放しで、「全国各地で『トラック野郎』が『寅さん』に圧勝した」と吹聴した。

トラック野郎シリーズの第一作、二作で、東映から離れていた客層である女・子どもの十数年来の大動員を大喜びした岡田社長は、関西の東映館主会からの要望を踏まえ、1976年上半期に悪名高き"健全喜劇・スポーツ映画路線"を敷いた。

このため、前年までヤクザ、脱獄囚と"不良性感度"の強い映画で売り出していた松方の"脱ヤクザ"、明朗快活な役柄へとイメージチェンジを構想し、本作と『お祭り野郎 魚河岸の兄弟分』は、松方のヤクザ脱皮の決め手の一つとして企画された。『トラック野郎・御意見無用』『トラック野郎・爆走一番星』で寅さんにショックを与えたことから、徹底的なダメージを寅さんに与えるべく、寅さんを否定する映画の製作を決めた。キャッチフレーズは「今どき、トランクひとつの商売なんて……時代変わればテキヤ稼業もデラックス。祭・高市・女に燃える無鉄砲ヒロキの口上!」で、寅さんの旧態依然たるトランク商法を馬鹿にし、こっちはもっとデラックスなやり方だと寅さんをなりふり構わず、潰す目的があった。

岡田社長は1976年1月7日に東映本社で記者会見を開き、1976年の製作方針として「これまでのヤクザ・ポルノだけではなく、企画に幅を持たせねばならない。ことしは海外で人気上昇の千葉真一を大いに売り出し、東映のホープとして育てていく。ほかに松方弘樹もテレビを減らし、幅の広い企画で売る。また、北大路欣也、志穂美悦子、渡瀬恒彦、新人の岩城滉一、渡哲也を前面に押し出してアクション中心にラインアップを組む。松方を売り出すものとしては『関西テキヤ一家』(本作の最初のタイトル)を関西喜劇的に扱う」などと発表した。

Wikipediaで続きを読む · テキストはWikipedia、CC BY-SA 4.0。データはWikidata。

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