火まつり (1985)
Tatsuo, a reverent lumberjack, seeks to disrupt plans to build a marine park on his family land, instead promoting his traditions in reactionary ways.
キャスト
- 北大路欣也 — Tatsuo
- 太地喜和子 — Kimiko
- 三木のり平 — Yamakawa
- 宮下順子 — Sachiko
- 中本良太 — Ryota
- 森下愛子 — Nursery school teacher
- 安岡力也 — Toshio
- 蟹江敬三 — Broker
- 柳家小三治 (10代目) — Boatman
- 菅井きん — Tatsuo's mother
- 小鹿番 — Blacksmith
- 中島葵 — Kimiko's sister
豆知識
『火まつり』(ひまつり)は、1985年公開の日本映画。三重県熊野市二木島町を主舞台としている。監督は柳町光男、主演は北大路欣也・共演は太地喜和子ほか。セゾングループの第1回製作作品。
製作
モデルになった事件は朝日新聞の一面で報じられた事件で、柳町光男監督が三重県で中上健次と会い、柳町が家族が全員殺されたのは神に捧げられた生贄という解釈を話したら、ともに「映画にしよう」となった。ただ事件の詳細は調べず、内容は二人の創作と述べている。企画自体は『さらば愛しき大地』が公開された1982年暮れに上がっていた。柳町は若手監督の第一人者の評価もあり、当時、邦画メジャーは盛んに若手監督を登用したにも関わらず、柳町には声はかからなかった。脚本の第一稿は1983年9月に完成したが、製作体制が整わず、一度は断念も覚悟した。そのとき救いの手を差しのべたのが西武流通グループ代表の堤清二だった。同社の幹部は全員反対したが、堤がOKを出した。西武流通グループと柳町の事務所・プロダクション群狼の共同製作の形で、製作費は2億円。うち、3割以上をプロダクション群狼が負担した。
堤清二が連載を持っていた『サンデー毎日』の1984年7月15日号で「今回の西武出資の映画第一作で監督の柳町光男さんに出した条件は『こういう風に撮ったら宣伝しやすいとか、客が集まるとか、一切考えずに、撮りたいように撮ってくれ』って言ったら、柳町さんはえらい喜んでくれました」などと話している。
柳町は早稲田大学在学中から東京大学のギリシャ悲劇研究会の野外舞台などに足を運んだ。近松門左衛門とギリシャ悲劇をやりたくて映画監督になった。これまでの映画もどこかにギリシャ悲劇を引用したが、今回は熊野という場所に設定したことと中上健次のオリジナルシナリオが入ってきたことで上手くギリシャ悲劇と結び付けられたと述べている。ギリシャ悲劇を文学的に再現していると評価するマイケル・カコヤニス監督作品が好きで、クランクイン前にスタッフを連れて『イフゲニア』を観に行ったが、本作とテーマが同じながら、撮影後は『イフゲニア』に勝っていると感じたという。柳町監督は監督依頼が全くなく、自分で撮りたい映画を作るしかなかった。
柳町監督は、男として肉体のピークの時に、自分にとって一番美しい思える時に死んだ三島由紀夫に対する想いがあり、その行為に近いものを映画という形で作りたいと考えていた。北大路欣也の抜擢は三島がかつてその才能を賞賛した人で、三島的キャラクターを演じる。良太を演じる新人・中本良太は地元新宮市出身。
美しく撮ることが、事件を解く映像のポイントと考え、スタッフとジャン・ルノワール監督の『草の上の昼食』を10回以上観た。撮影田村正毅のアイデアでオール減感し、照明にもお金をかけた。
Wikipediaで続きを読む · テキストはWikipedia、CC BY-SA 4.0。データはWikidata。
おすすめ
- ヴィレッジ 2023 · ★ 6.8
- 御用金 1969 · ★ 7.5
- 上意討ち 拝領妻始末 1967 · ★ 8.2
- カムイ外伝 2009 · ★ 6.1
- The Young One 1960 · ★ 7.0
- リトル・フォレスト 夏・秋 2014 · ★ 7.8
- 世界から猫が消えたなら 2016 · ★ 6.8
- 東京家族 2013 · ★ 7.3
- めし 1951 · ★ 7.6
- さくらん 2006 · ★ 6.5
- 淵に立つ 2016 · ★ 6.5
- 幻の光 1995 · ★ 7.5