十手舞 (1986)
Three men sentenced to death are spared and changed into “shadows executioners”, a group of ruthless ninja working for mysterious high ranking officials. During their investigation on some illegal business, one of them, called “Yazuke the Viper”, finds his abandoned daughter, Ocho, who has now become a mistress of Denzo, a smuggler. After Yazuke’s death, Ocho is also recruited as a “shadows executioner”, with the task of completing her father’s mission.
キャスト
- 石原真理 — Ocho / Her Mother
- 世良公則 — Kanoya
- 夏木マリ — Oren
- 渡瀬恒彦
- 川谷拓三 — Yasuke
- 地井武男 — Denzo
- 池畑慎之介 — Sentarô
- 竹中直人
- 小沢栄太郎
- 萩原流行
- 佳那晃子
- 片桐竜次 — Otomatsu
豆知識
『十手舞』(じってまい)は、1986年に公開された日本の時代劇映画。松竹=五社プロダクション=映像京都製作、松竹配給。主演・石原真理子、監督五社英雄。『週刊サンケイ』(現『SPA!』)連載の五社英雄、森幸太郎原作の劇画の映画化で、影十手となって悪を闇から闇に葬る女性の姿を描く。
製作
1982年に五社が演出した「時代劇スペシャル」『丹下左膳 剣風!百万両の壺』(フジテレビ)の後、古田求が脚本を書いた『十手花』という企画が挙がり、ヒロインを五社がNHK朝ドラ『まんさくの花』(1981年)でヒロインを演じた中村明美を起用しようとした。しかし岡田太郎ゼネラルプロデューサーが、岩下志麻を推して企画が結局流れ、その後同企画が再び浮上し、タイトルが変更されて映画化されたのが本作となる。製作費5億円。
時代劇アクションを演出させれば天下一品の五社英雄が、自身の原作を古田求に脚色させ、豪華過ぎる俳優陣を揃え、まさに順風満帆な船出であった。しかし唯一の不安材料は主役の石原真理子であった。1985年の『櫂』に起用した石原の凛々しく男らしい眉毛に魅入られ「彼女にぜひ、時代劇アクションを演らせてみたい」と惚れ込み、主役に抜擢した。周囲から異論も出たが、外堀が圧倒的でそれは問題にはならないだろうと見られた。当時の石原は芸能レポーターや写真週刊誌の標的となっていた時期。
クランクイン早々、五社は厳しい現実にぶつかった。石原は五社が期待する「男らしい女」ではなく「女の腐ったような女」だった。女々しい石原に男気を求めたが、「えーそんなことできませーん♡」と猫なで声を出す石原の根性を叩き直すことはできなかった。このため中盤以降は石原はただの傍観者のようになる。吊るされるシーンも壁をよじ登るシーンも弱々しい。この窮状を察した夏木マリが五社の意図を充分理解し、それ以上の迫力で石原を喰った。
オープニングクレジットでは、石原真理子が山﨑浩子振付による新体操のリボンを使った2分8秒の舞を披露するが、劇中ではリボンが鞭か縄のような武器になる。これは主役なのに石原が目立たないため、何とか石原をアピールするため五社が考えた演出だった。石原のリボン演技と夏木の得意とするコンテンポラリー&セクシーダンスは、ドラマの進行に関係なく劇中、何度も挿入される。
五社のお気に入り俳優、世良公則と竹中直人の対決シーンでは、竹中が持ち芸のブルース・リーで戦う。以降も竹中は徹頭徹尾ブルース・リーに徹する。エンドクレジットで手話指導として熊谷真実が表記される。
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