太平洋ひとりぼっち (1963)
Kenichi Horie is determined to challenge his family, the law and the nature crossing the Pacific to America in a small sailboat. Despite his careful planning, many unforeseen events will test his determination.
キャスト
- 石原裕次郎 — The Youth
- 森雅之 — Youth's Father
- 田中絹代 — Youth's Mother
- 浅丘ルリ子 — Youth's Sister
- ハナ肇 — Youth's Friend
- Masaru Kamiyama
- 芦屋雁之助
- 大坂志郎
- 草薙幸二郎
豆知識
『太平洋ひとりぼっち』(たいへいようひとりぼっち)は、海洋冒険家の堀江謙一が1962年(昭和37年)に出版した手記および、それを原作とする1963年(昭和38年)公開の日本映画。
製作
ロケーション撮影は、静岡県の下田、アメリカ合衆国のハワイおよびサンフランシスコで行われた。撮影スケジュールを短縮するため、撮影用の小型ヨットを2艘造り、1艘を先にサンフランシスコへ船便で送って、日本国内での撮影パート終了後にスタッフが航空機で渡米して米国ロケをするという進行態勢が組まれた。サンフランシスコ・ゴールデンゲートブリッジでの俯瞰撮影は、事前に許可を取ったカメラマンが橋桁の頂上に登って撮影している。
史実同様に撮影用の小型ヨットにエンジンを取り付けずに撮影した。このために風に負けてズレ動くといった撮影トラブルが絶えず、無風状態を撮影するためにスタッフ5、6人で重石のついたロープを舳先に取り付けるなどの対応を取った。上述のゴールデンゲートブリッジでのロケでは、偶然風が吹いたため、市川は望むとおりの撮影が出来たと回想している。
マーメイド号が暴風に遭遇するシーンなどの特殊撮影は、当時設立間もない円谷特技プロダクションが担当した。本作は同社が初めて本格的に特撮を手掛けた作品である。同プロダクション社長の円谷英二は、本作品のためかつての弟子であった川上景司や高野宏一を他社から呼び寄せた。
本作は、国内上映版と、ニューヨーク映画祭用に再編集された海外版の2種類が存在し、いずれも市川自身が手を加えて編集している。ただ、海外版のオープニングタイトルについては関与していない。上映時間は海外版の方が長い。海外版を製作する際、国内版のネガを使って再編集をした結果、国内版のネガが存在しない。公開終了後は海外版が広く出回っていたが、1992年にマスターポジを日活が保管していたことが判明し、発掘された国内版としてLDで復元された。
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