ボクの女に手を出すな

ボクの女に手を出すな (1986)

危険な風、わたし方向<むき>。

児童養護施設で育った少女、黒田ひとみは東京・六本木のアパートで暮らしていたが、勤め先のスーパーでトラブルを起こし、解雇されてしまう。ひとみは偶然から出会った弁護士・加島の推薦で、信州の大富豪の遺児、進の家庭教師になるが、進はわがままな少年だった。やがて進を誘拐しようとする白木らの一味が現われ、ひとみは意を決して進を連れて逃げ出す。だが一味は先回りし、執拗に2人の跡を追う。一味の黒幕は誰なのか…。

公開日
1986-12-13
TMDB
7.5 / 10 (2)
上映時間(分)
1時間35分
ジャンル
スリラー
監督
中原俊

キャスト

豆知識

『ボクの女に手を出すな』(ボクのおんなにてをだすな)は、1986年12月13日に公開された日本映画。小泉今日子主演、中原俊監督。東映・バーニングプロダクション・ウイングス・ジャパン製作提携、東映洋画配給。主題歌「木枯しに抱かれて」は小泉今日子の代表曲として知られる。

製作

小泉今日子が「映画をやりたい」とスタッフに働きかけ、1985年の『ビー・バップ・ハイスクール』の製作段階から、小泉主演を核とした映画の構想を練っていたウイングス・ジャパンの長谷川安弘代表が、原作・脚本に処らず、100%の小泉今日子=kyon2を見せていくという戦術を組み、プロデューサーをセントラル・アーツ代表・黒澤満に頼み、共同作業でスタッフ・キャストの選定、及び脚本作りを進めた。原作クレジットの桑原譲太郎には、本作のために脚本と同時進行で集英社での執筆を依頼した。また東映洋画に掛け合い、正月番組として薬師丸ひろ子作品とのカップリングを認めさせ、音楽展開をビクター音楽産業に、宣伝・配給を東映洋画にというメディア分担を決めた。小泉はスタッフの多数決でこの企画が決まったと述べている。アクションシーンが多いため、小泉には一億円の保険が掛けられた。

小泉今日子は映画三本目だが、デビュー直後から若手監督に人気があり、長谷川和彦が準備していた『PSI』は、小泉をイメージして構想していたといわれ(『愛・旅立ち』にスライド)、石井聰亙も小泉の主演映画をやりたがっていた。中原俊も小泉で映画を撮りたいと希望していて、新井素子原作の『ひとめあなたに…』を小泉主演で企画を提出したりしていた。日活時代の試験監督で、その後も目をかけてもらっていたセントラル・アーツ代表・黒澤満から声がかかり二つ返事で監督を承諾した。中原は日活ロマンポルノ『犯され志願』『イヴちゃんの花びら』で注目されていた。中原は1985年に撮った烏丸せつこ主演の『メイク・アップ』が当時お蔵入り中で、一般映画はまだ公開されていなかった。中原は「黒澤さんの顔を潰さないためにも頑張りたい」と話した。そうした事情をよく知る『GORO』の編集者から中原は製作記者会見で花束を受け取った。

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