おもちゃ (1999)
女には何も恐いことあらしまへん。
京都の花街の置屋で雑用をこなす時子。いつか舞妓になれる日を夢見て、彼女は奉公に励んでいた。女将の里江は呉服問屋の吉川と長いこと愛人関係にあった。しかし吉川が毎月20万円もの大金を里江に貢いでいることが、彼の妻に知られてしまう。しばらくして、時子が舞妓になることになった。しかし吉川と別れた里江には、そのためにかかる費用を用意することができない。彼女はかつて袖にした三上に対し、一夜をともにするのと引き換えに、支度金を用意してほしいと願い出る。
キャスト
- 宮本真希 — Tokiko aka Omocha
- 富司純子 — Satoe
- 喜多嶋舞 — Somemaru
- 津川雅彦 — Yoshikawa
- 南果歩 — Terucho
- 野川由美子 — Michiko
- 岡田茉莉子 — Hanaman's owner
- 加藤武 — Kitayama
- 三谷昇 — Mikami
- 六平直政 — Kayama
- 笹野高史 — Kosaka
- 福本清三 — Police detective
豆知識
『おもちゃ』は、1999年の日本映画。主演:宮本真希、監督:深作欣二。
製作
深作欣二は30年間、本作の映画化を目指していた。主人公の時子役には、映画として全く色のついていない新人がいいということで、イメージがついていない宮本真希が抜擢された。宮本は宝塚歌劇団の星組に在籍し、娘役のスター候補と目されていたが、映画への志を強く抱き、宝塚歌劇団を2年で退団していた。オーディションではなく、撮影が始まる3か月前に深作とプロデューサーが宮本の事務所に行き、「家族構成は?出身は?」など30分ほど世間話をして終わった、どこが決め手で時子を配役されたのかわからないと宮本は答えている。
『吉原炎上』に感銘を受けていた宮本は、ヌードシーンに対してもためらいはなかった。水揚げが決まったあと、時子が思いを寄せる恋人への気持ちを断ち切るために、職場へ出向くシーンで深作は時子を泣かせようとしたが、宮本は「時子だったら、この場面では笑いたい」と提案。自分の思う通りに宮本は演技をし、モニター越しに深作は「君のおかげで素晴らしいシーンができた」と涙を流していたが、宮本は「新人で怖いもの知らずだから、直言できたと思う」と振り返っている。
クランクイン直後にメインカメラマンの田村正毅が降板し、撮影休止となったが、急きょ木村大作が駆けつけ、続行された。撮影は3か月以内の予定だったが、結果的に半年ほどかかった。
Wikipediaで続きを読む · テキストはWikipedia、CC BY-SA 4.0。データはWikidata。
おすすめ
- 祇園囃子 1953 · ★ 7.6
- 祇園の姉妹 1936 · ★ 7.1
- やさぐれ姐御伝 総括リンチ 1973 · ★ 6.1
- 座頭市 2003 · ★ 7.2
- Salomé 2013 · ★ 6.1
- Skin 2009 · ★ 6.4
- Lorelei 2020 · ★ 6.0
- 東京家族 2013 · ★ 7.3
- Disgrace 2008 · ★ 6.2
- キル・ビル ザ・ホール・ブラッディー・アフェア 2011 · ★ 8.1
- 百万円と苦虫女 2008 · ★ 7.2
- The Young One 1960 · ★ 7.0