22才の別れ Lycoris 葉見ず花見ず物語 (2007)
It is the second work of the Oita trilogy of Obayashi . Following " Nigori Snow ", Ise Masazo draws a song written by composers and songwriter "Farewell of 22 years old " as a motif and draws a story of love that spans two generations of mother and daughter.
キャスト
- 筧利夫 — Toshiro Kawano
- Seina Suzuki — Hanauzu Taguchi
- 清水美砂 — Yumi Fujita
- 南田洋子 — Kyoko Tanabe
- 三浦友和 — Director Sugita
- 長門裕之 — Yakitoriya Jinpei
- 峰岸徹 — Senior Managing Director Matsushima
- 村田雄浩 — Father of flower bell
- 窪塚俊介 — Hiroyuki Asano
- 岸部一徳 — Doctor
- 山田辰夫 — Delivery center person
- 河原さぶ
豆知識
『22才の別れ Lycoris 葉見ず花見ず物語』 は、2007年8月18日に公開された大林宣彦監督による日本映画。大林の大分三部作の第2作として製作されたが、第3作は製作されず、大分二部作の第2作となっている。『なごり雪』に続き伊勢正三作詞・作曲の楽曲「22才の別れ」をモチーフに、大分県臼杵市・津久見市、福岡県福岡市の美しい風景とともに、現在(2000年代のある年)と過去(1970年代後半)を舞台に、主人公と母娘二代にわたる恋愛物語を描いた歌謡映画。
製作
『なごり雪』とは製作母胎は異なり、製作者としてクレジットされる事業家・鈴木政徳がダイアックスを立ち上げて芸能界に進出。鈴木が鈴木聖奈と中村美玲の二人の新人女優を売り出すために、大林に映画企画を相談した。葉見ず花見ず=彼岸花をめぐるラブストーリーに、伊勢正三+大分ふたたびという二つの企画を大林がドッキングさせて本作が産まれた。奇妙なタイトルはこれを表したもの。ダイアックスの映画製作は本作一本のみで文化事業からは撤退している。
『なごり雪』を撮った後、大林は伊勢正三から「僕のふるさとは臼杵の山を一つ越えた津久見なんです。臼杵と津久見は少し違うんです」と言われ、「悪いことしたな、今度は津久見で撮ろう」と決めてはいた。大分映画も三部作という約束があったらしいという説とは矛盾するが、大林のスタッフから「もう一度臼杵で映画を撮りたい」という意見が多かったことから製作を決めた。尾道での映画作りは行政との闘いに尽きていたが、大分以降、理想的な場所や人に出会った印象だったという。大林は「文化というのはふるさと自慢だと思います。元々そこにあるものを尊ぶ心が文化。そこにないものに憧れる気持ちが文明。日本は文明が進化しすぎて、ちょっと文化がおろそかになっていたと思います。この映画は大分のみなさんと一緒にふるさとの文化を映画にしようという想いで作られました」などと述べた。
後藤國利臼杵市長が『なごり雪』の先行上映の際、説明し、劇中でも説明があるが、石灰石という資源を活かして日本の近代化に貢献した工業都市津久見と、かつての尾道のようにノスタルジックな雰囲気を持つ臼杵と、隣同士なのにまったく違う顔を持つその両方を主舞台にした。チーフ助監督の南柱根が1961年生まれ、当時44才で「自分たちの世代を描いた映画って何もないんです」と言ったため、南に最初に脚本を書かせた。劇中では43才と説明されるが、筧利夫演じる主人公・川野俊郎の人物構成から出発し、同年代の大林の娘・千茱萸や甥・平田オリザらに取材にした。本作は純愛映画としての側面も持つが、大林が考えたのが「援交して下さい」から始まる純愛映画は成立するか、が本作の大きなテーマだったという。
撮影は2006年4月29日から6月9日まで行われた。伊勢正三の出身地である津久見市で撮影が行われたほか、前作の主な舞台であった臼杵市や、大分市、福岡市などでもロケが行われている。
窪塚俊介は2005年の『火火』を観た大林監督に抜擢されたものだが、2秒のカットに2時間かけたり、長回しをあっという間に撮り終えたり、時間という概念に捉われない演出に「こんな現場があるのか!」と衝撃を受けたと話している。鈴木聖奈はロケ中にウエストが5センチ痩せたという。
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