カンゾー先生

カンゾー先生 (1998)

人間は美しく、たくましきバクテリアなり。

終戦を間近に控えた昭和20年の夏。赤城はこの町の開業医で患者を誰でも“肝臓病”と診断することから人々から“カンゾー先生”と揶揄されていた。そんな赤城の下にこの町にはめずらしい美人の看護婦ソノ子がやってくる。しかし、ソノ子は根はまじめながら、女郎だった母親の教えもあって、時々男に体を売っていた。

公開日
1998-05-17
TMDB
6.4 / 10 (27)
上映時間(分)
2時間8分
ジャンル
コメディ, ドラマ, 履歴
監督
今村昌平

キャスト

豆知識

  • 原作:Dr. Akagi
  • 受賞:1 · ノミネート:0. 主な受賞:日本アカデミー賞最優秀主演男優賞

『カンゾー先生』(カンゾーせんせい)は、1998年公開の日本映画。

製作

今村昌平が30年もの間温めていた企画である。主人公の医者には、実際に開業医だった今村の父が投影されており、想いを込めて描いたという。ラストで広島の原爆投下らしき画を見せるため、時代背景は昭和20年頃で、その時代設定では予算がかかる作品として実現は困難とされていた。

主演は当初、北村和夫に打診されたが、手術を受けたために無理となり、三國連太郎を起用。しかし、撮影の1週間目ほどで自ら降板し、別の役で出演していた柄本で撮り直されることになった(なお、緒形拳は北村に頭を下げてまで主演を希望したが、今村に断られたという)。三國の降板の理由について、今村側は「三國の台詞覚えが悪い」、三國側は「撮影中に膝を悪くした」と説明が分かれている。後日、当時現場にいた柄本は「100テイク近く撮り直ししていた。その後、降板が決まった」と語っている。

注目を浴びたのがヒロイン、万波ソノ子役に抜擢された新人・麻生久美子。当時糖尿病で足が悪くなっていた71歳の今村監督にかなりしごかれたという。

原作「肝臓先生」の舞台は伊豆の伊東であるが、今村はラストで広島の原爆投下を見せるため、場所を瀬戸内に設定し直している。

1997年7月中旬から岡山県牛窓を中心に、広島市や香川県小豆島などで、約4ヵ月間、全員合宿してロケが行われた。

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