遙かなる山の呼び声

遙かなる山の呼び声 (1980)

北海道を舞台に、誤って人を殺して警察に追われる男と、牧場を経営する母子の出会いと別れを描いた人情ドラマ。監督は“男はつらいよ”シリーズの山田洋次。北海道東部の酪農の町・中標津。風見民子は一人息子の武志を育てながら亡夫の残した牧場をひとりで切り盛りしていた。そんなある日、激しい雨の降る夜、一人の男が民子の家を訪れ、民子は納屋を提供する。その晩、牛のお産があり、男はそれを手伝うと、翌朝、去っていった。男が再びやってきて、働かせてくれと願い出た……。

公開日
1980-03-15
TMDB
7.4 / 10 (31)
上映時間(分)
2時間4分
ジャンル
ドラマ
監督
山田洋次
シリーズ
民子三部曲

キャスト

豆知識

『遙かなる山の呼び声』(はるかなるやまのよびごえ)は、1980年3月15日に公開された日本映画。山田洋次脚本監督によるいわゆる民子三部作(1970年の『家族』、1972年の『故郷』、本作)の第3作。松竹製作配給。

製作

山田洋次監督は「『幸福の黄色いハンカチ』の場合、素材が先にあって健さんを選んだんだけど、健さんを知ることによって今度は彼を主人公にした物語を色々思い浮かべ、『遙かなる山の呼び声』はその一本です」などと述べている。

山田監督は演出の言葉として「大草原を駆け回るキツネやウサギ、草を食む馬の群れ、川に澱むマスやヤマベ、空を舞うオジロワシ。輝くばかりの緑に覆われた根釧原野の短い夏を舞台にさすらいの男と牛を飼う女との間に咲いた美しい花のような恋物語を描きたい」と述べた。ただ牛と馬以外の生き物は出ない。棒読みの人がたくさん出るのは地元民。

零細酪農家を取り上げた作品ということで、当初牧場所有者はロケ地提供を渋っていたが、倍賞千恵子との交流を通じて承諾した。倍賞はその後、毎年の半分をこの牧場で私的に過ごすようになった。

高倉健は、同じ北海道を舞台にした東映の『動乱』と1979年夏と秋に少し撮影が重なった。

武田鉄矢は出番は少ないが「(1979年)8月から撮影に入ります」「映画はリズムに合う。朝が早くて、夕方には終わりになるでしょう」などと撮影前の雑誌インタビューで述べている。

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