悪徳の栄え

悪徳の栄え (1988)

 昭和10年、不知火公 爵(清水紘治)は、自らの演出でマルキ・ド・サドの『悪徳の栄え』を妻の珠江(李星蘭)主演、脇はすべて犯罪者の劇団員でしめた舞台劇として上演しようとしていた。そして公爵は、劇団員の犯(牧野公昭)に命じて妻を犯させるという舞台裏の演出をほどこすが……。   サドの原作を劇中劇にして、昭和初期、226事件直前の貴族の退廃をエロティシズム濃厚に描いた実相寺昭雄監督ならではの異色作。倒錯と欲望と退廃を徹底的にスタイリッシュな映像美で捉えながら、そこから導き出されていく狂える孤独感をも巧みに描出。また昭和初期の東京が舞台ということもあって、実相寺監督の前作『帝都物語』と表裏一体をなす作品としても讃えられている。気品と狂気をあわせ持つ清水紘治の名演も特筆しておきたい。   奇才・実相寺昭雄監督が放つサスペンスミステリー。サディズムの語源となったマルキ・ド・サドの代表作「悪徳の栄え」をモチーフに、芝居を演じるハイソサエティの犯罪者たちが織り成す現実と虚構が錯綜した狂気の愛の世界を描く。

公開日
1988-08-27
TMDB
4.6 / 10 (9)
上映時間(分)
1時間35分
ジャンル
ドラマ, スリラー
監督
実相寺昭雄

キャスト

豆知識

悪徳の栄え(あくとくのさかえ)は、1988年に公開された日本映画。実相寺昭雄監督作品。にっかつ製作、シネ・ロッポニカ配給。

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