犬神家の一族 (2006)
金田一さん、事件ですよ
信州の犬神財閥の創始者である犬神佐兵衛(仲代達矢)は、腹違いの3人の娘とその息子たち、佐兵衛の大恩人の孫娘、野々宮珠世(松嶋菜々子)らを残してこの世を去る。巨額の遺産が一族の争いの元凶となることを予期した法律事務所の若林は金田一耕助(石坂浩二)に調査を依頼するが、ほどなく一族間で次々と殺人事件が発生する。
- 公開日
- 2006-12-16
- TMDB
- 6.9 / 10 (17)
- 上映時間(分)
- 2時間14分
- ジャンル
- 謎, スリラー, ホラー
- 監督
- 市川崑
- シリーズ
- 石坂浩二の金田一耕助シリーズ
キャスト
- 石坂浩二 — Kosuke Kindaichi
- 松嶋菜々子 — Tamayo Nonomiya
- 八代目尾上菊五郎 — Sukekiyo Inugami
- 富司純子 — Matsuko Inugami
- 松坂慶子 — Takeko Inugami
- 萬田久子 — Umeko Inugami
- 葛山信吾 — Suketake Inugami
- 池内万作 — Suketomo Inugami
- 永澤俊矢 — Saruzo
- 石倉三郎 — Fujisaki Kanshiki-ka-in
- 三條美紀 — Osono
- 三谷幸喜 — Nasu Hoteru Shujin
豆知識
- 原作:犬神家の一族
『犬神家の一族』(いぬがみけのいちぞく)は、2006年(平成18年)12月16日に公開された日本映画。監督は市川崑、主演は石坂浩二。
制作
市川は「前作をビデオで観直してみたら、これがよくできていて『これ以上面白い作品を作れるだろうか』と困ったが、CGも使ってみたいし、とにかく面白い娯楽作品になるようもう一度チャレンジしたい」という思いから、リメイクを決意した。
ストーリー展開は概ね原作通りであり、原作からの変更点も大部分は旧作を踏襲している。脚本も故人を含む旧作の三人連名クレジットをそのまま用いて(順番は異なる)同じ脚本の使用であることが示された。変更はごく僅かな省略や追加が大部分だが、旧作から最も大きく変更されているのは原作に無いラストシーンで、皆が送別のお茶会を計画していることを古館弁護士から聞いた金田一は、古館が会場の様子を見に行っている間に逃げ出し、田園風景の中を徒歩で去っていく場面で終わる。
金田一が柏屋に警察より先行して辿りついた設定は無い(署長が柏屋へ出向く設定に変更したのは旧作の通り)。
金田一により一同の前で真犯人が明らかにされた後、真犯人の取る行動は旧作と同様であるが、それに対する金田一の対応は大幅に異なっている。一見すると金田一の行動に違いは見受けられないが、金田一の視線の演技が異なるため、意味が全く異なる。
過去の経緯に関する金田一の推理展開が旧作より進んでいる傾向があり、例えば犬神製薬が麻薬で成長したという負の側面は「犬神佐兵衛伝」の記述の行間から具体的に読み取ったうえで古館弁護士に確認している。大山神官に佐兵衛の過去を聞き出しに行ったときには男色関係に関する予備知識は無く、諸状況から佐兵衛の過去が重要と一般論的に判断してのことであった。
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