三本指の男

三本指の男 (1947)

名探偵・金田一耕助がスクリーンに初めて出た作品。原作は横溝正史『本陣殺人事件』。金田一と白木静子は、中仙道の旧家・久保銀造の家へ向かう途中、偶然出会う。銀造の姪・克子と名門一柳家の御曹司・賢造との間に縁談が持ち上がっていた。謎の「三本指の男」から、縁談を邪魔しようとする脅迫状が届くが、強気の賢造は挙式を強行。やがて、新郎新婦の眠る離れで異様なうめき声が聞こえ、二人の惨殺死体と金屏風に血染めの三本指の手形が残される。

公開日
1947-12-09
TMDB
7.0 / 10 (1)
上映時間(分)
1時間13分
ジャンル
ホラー
監督
松田定次
シリーズ
Kosuke Kindaichi Series (Chiezo Kataoka)

キャスト

豆知識

  • 原作:本陣殺人事件

『三本指の男』(さんぼんゆびのおとこ)は、1947年(昭和22年)に東横映画で製作、1947年12月9日公開の日本映画。時代劇スターの片岡千恵蔵が私立探偵の金田一耕助に扮したミステリー映画である。原作は横溝正史がミステリー雑誌『宝石』に連載した『本陣殺人事件』。大ヒットし、戦後の本格ミステリーブームのきっかけをつくった作品として知られる(ミステリ映画#日本のおけるミステリー映画)。映画化作品も大ヒットし、東映でシリーズ化され、片岡千恵蔵の主演で6本の映画が製作された。

製作

制作経緯については片岡千恵蔵の金田一耕助シリーズを参照。映画の題名が変わっているのは、原題に出て来る「殺人」という言葉について、検閲をしたアメリカ占領軍がクレームをつけたためである。

芝居がうまい上にギャラが安くて済む新劇役者を日本の映画会社は多数使ってきたが、本作では文学座の協力の下、製作され、杉村春子をはじめとする文学座の俳優がユニット出演している。

ストーリーは大筋は原作通りだが、劇中年代が原作の昭和12年から映画公開時期の現在である戦後に変更されている他、犯人は賢造の結婚に反対する封建的な考えを持つ親族たちであり、当初は自殺に見せかけて結婚をぶち壊すつもりだったが、保険金を得るために三本指の男による殺人事件に見せかけることとした。春子(原作の克子)と田谷との肉体関係についても、原作では事実としているところを、賢造(原作の賢蔵)が誤った疑惑を抱くよう親族たちが仕向ける設定に変更している。ところが三本指の男というのは、実際には賢造の結婚に漂う不穏な動きを調査していた金田一の変装であり、そのため、最後に馬脚を現す展開となっている。

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