犬神の悪霊

犬神の悪霊 (1977)

日本各地に残る犬神憑きや狐憑き伝説。その憑き物を代表する“犬神憑き”に題材を取って、現代の都会と山村で次々と起る怪奇現象と取り憑く身の毛もよだつ恐怖を、リアルで大胆な映像感覚で描いたカルト的名声高いホラー大作。とくに犬神が可憐な少女に憑依して天空を疾駆する息もつかせないバトルは見応え十分である。

公開日
1977-06-18
TMDB
5.7 / 10 (12)
上映時間(分)
1時間43分
ジャンル
ホラー, スリラー
監督
伊藤俊也

キャスト

豆知識

『犬神の悪霊』(いぬがみのたたり)は、1977年(昭和52年)6月18日に公開した日本の映画。製作は東映(東映東京撮影所)、配給は東映。カラー、ワイド。上映時間は103分。

製作

監督・脚本の伊藤俊也は、1973年の『女囚さそり けもの部屋』で梶芽衣子と衝突して干されてからの復活戦であったが、1975年に鬼熊事件を題材に『ひとよんで鬼熊』(『人呼んで鬼熊』表記もあり)というシナリオを深町秀煕と澤井信一郎の共同で書き、東映社長の岡田に提出したが、「これはウチでやる映画じゃない。ATGを紹介してやる」と言われ企画は通らず(シナリオのみ『キネマ旬報』1975年11月下旬号に掲載)。その後日本各地に伝わる"イヌガミたたり"などの伝承を取材してまわり、科学では解明しきれない俗信の世界を現代を舞台にした日本独自のオカルト映画『悪霊の女』を新たに書き上げた。映画界にオカルトブームが起き、特に1976年秋に日本で公開された『オーメン』のメガヒットもあり、この企画が通り製作が決まった。当初は1975年の『新幹線大爆破』以来の"路線外超大作"として製作費5億円を投じると報道された。当初の公開予定を一ヶ月延ばしたが、ギリギリまでタイトルは『犬神の祟り』だった。

泉じゅんは伊藤監督からの指名。剣持磨子を演じる長谷川真砂美は2,000人のオーディションで選ばれた。

監督の伊藤は「『オーメン』なんてネタ割れ、計算違いが目立つ。『キャリー』なんて眠っていても作れる」と豪語してのクランクイン。東映には珍しく撮影は3ヵ月かけた。

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