よだかの片想い (2022)
あなたに、私の左側にいてほしい
直木賞作家・島本理生の恋愛小説を、「幕が下りたら会いましょう」「今日も嫌がらせ弁当」の松井玲奈主演で映画化。 女子大生の前田アイコは、顔の左側に大きなアザがある。幼い頃から畏怖やからかいの対象にされてきた彼女は、恋や遊びはすっかりあきらめ、大学院でも研究ひと筋の毎日を送っていた。そんなある日、「顔にアザや怪我を負った人」のルポタージュ本の取材を受けて話題となったことで、彼女を取り巻く状況は一変。本は映画化されることになり、監督の飛坂逢太と話をするうちに彼の人柄にひかれていく。飛坂への片思いを自覚したアイコは不器用に距離を縮めていく一方で、自身のコンプレックスとも正面から向き合うことになる。 飛坂役に「グッド・ストライプス」の中島歩。「Dressing UP」で注目を集めた安川有果監督がメガホンをとり、「性の劇薬」の城定秀夫が脚本を手がけた。
キャスト
豆知識
『よだかの片想い』は、島本理生による日本の恋愛小説。月刊小説誌『小説すばる』(集英社)2012年9月号から11月号まで連載されたのち、2013年4月26日に刊行された。なお、2015年9月18日に文庫化された。
製作
読書家であり、島本理生作品のファンを公言する松井にとって『よだかの片想い』は初めて触れた島本作品であり、もし映像化されるのであればアイコを演じたいと熱望していたという。そして今回その夢が実現したことに「敬愛する島本理生さんの作品の中でも特に思い入れのある作品なので、その作品の世界の中で生きられるなんてとても嬉しい」との喜びのコメントをしている。また原作愛が強いあまり、監督の安川が敢えて原作から割愛したセリフについて「なんでなくなってるんですか」と訴えて再び加えさせたという。
島本の原作を映画化するにあたり、安川はプロデューサーから「映画化が未定ながらもこの小説を読んでほしい」と言われて原作小説を読んだといい、「これまでの島本さんの小説とは違い、雰囲気のある、いい意味でライトな読み口が印象的であり、顔に痣がありながらもそれを否定することなく懸命に生きるアイコに惹かれた。もし映画化するのであれば、絶対に私以外の監督に渡ってほしくない」と感じたという。
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