札幌・横浜・雄琴・博多 トルコ渡り鳥

札幌・横浜・雄琴・博多 トルコ渡り鳥 (1975)

A Toei mockumentary exploration of the Japanese brothels called "Turkish baths".

公開日
1975-05-14
TMDB
6.0 / 10 (1)
上映時間(分)
1時間22分
ジャンル
ドラマ, コメディ
監督
関本郁夫

キャスト

豆知識

『札幌・横浜・名古屋・雄琴・博多 トルコ渡り鳥』(さっぽろよこはまなごやおごとはかたとるこわたりどり)は、1975年に東映京都撮影所が製作、東映が配給した日本映画。芹明香主演(初主演)、監督・関本郁夫。公開時は成人映画であったが、2022年今日の区分ではR15+となっている。

製作

企画は東映プロデューサー・吉田達。東映は1969年から1973年までに「セックスドキュメントシリーズ」を計7本製作したが、シリーズ4作目の『セックスドキュメント トルコの女王』がヒットしたため、同作のプロデューサー・吉田が、シリーズのスピンオフとして、トルコ嬢の生態を探るというプロットで打ち出した"新トルコ・シリーズ"の一本。シリーズ2作目の『驚異のドキュメント 日本浴湯物語』と3作目の『セックスドキュメント 性倒錯の世界』に助監督として就いていた東映の社員監督・関本郁夫が「トルコ嬢のドキュメントをやれ」という会社からの発注を受け、本作が製作された。岡田茂東映社長が1975年2月19日に東映本社で行われた記者会見で、1975年のゴールデンウィーク以降の製作企画作品を発表した際の本作のタイトルは『日本列島トルコ風呂』、または『日本列島75トルコ渡り鳥』だった。また映画撮影中の1975年3月時点でも題名は『日本列島75トルコ渡り鳥』で、「セックスドキュメントシリーズ」っぽいタイトルだった。

吉田プロデューサーは、主演女優を一般公募し、その条件は「トルコ嬢経験者に限る。22歳まで」という前代未聞の条件付きで募集したが応募は0で、役者がやることになった。吉田は「シリーズ第1作は、下北半島から上京した初々しい女の子が、トルコで働くようになり、小さなトルコ風呂屋の経営者になる女一代出世譚。主役イメージはソフィア・ローレンにような大柄で陽気な女性。シリーズ2作目はタイチエンマイ出身のトルコ嬢を3人連れて来て作りたい」などと構想を述べていた。撮影中の新聞記事に、「芹明香初主演による異色ポルノで、北は北海道・薄野から南は九州・指宿に至るまでのトルコの穴場を渡り歩く一組の男と女を軸にドキュメンタリータッチで描く作品」と紹介されている。

主役の芹明香は荒木一郎の事務所・現代企画にいた女優で、荒木は東映に女優を供給した東映ポルノの推進者の一人。本作撮影当時は日活ロマンポルノで活躍中だったが、関本が実力のある女優と評価していたことからの抜擢。芹は初主演にあたり、トルコ嬢に話を聞いて役作りを行った。商売道具の一つであるアンダーヘアをヒモに線香花火で一本一本焼いてもらうシーンで、熱いのとくすぐったいのでNGを連発した。このヒモを演じるのは東龍明で、監督の関本は「東はパントマイム出身で、映画に関してはズブの素人。あるプロダクションの社長兼タレントなんですよ。僕に怒鳴られ、しごかれても、大変僕のことを理解してくれました」などと述べている。関本が参考として林征二原作の『ひも』を読み、奈村協プロデューサーと協議し『特出しの女王』という企画案を会社に提出した。本作の北海道札幌ロケにあたり、青森のストリップ劇場にいた林に会いにいった。このため青森ロケも行っている。

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