人斬り与太 狂犬三兄弟 (1972)
人斬り与太 狂犬三兄弟
組織に反逆、暴力には暴力、疾風のごとく暴れまわる狂犬三匹が“暴力”を合言葉に暴行・ゆすり・たかりを展開する。村井組組員の権藤と大野は、新興やくざ北斗会の会長・貝塚を刺し殺した。二人は逃げたが、権藤は一人で自首する。6年後、権藤は出所するが、街では北斗会が羽振りをきかせていた。
キャスト
- 菅原文太 — Gondo
- 田中邦衛 — Ohno
- 渚まゆみ — Mute Lady
- 三原葉子
- 三谷昇 — Taichi
- 渡辺文雄 — Satake
- 今井健二 — Shiga
- 内田朝雄 — Murai
- 須賀不二男
- 藤山浩二 — Adachi
- 小林千枝
- 小林稔侍
豆知識
『人斬り与太 狂犬三兄弟』 は、1972年10月25日に公開された日本映画。監督は深作欣二、主演は菅原文太。「人斬り与太シリーズ」第2作。
製作
イタリア系マフィアを描いたジョルジュ・シムノンの小説「『リコ兄弟』(Les Freres Rico)をネタに出来ないか」と深作に前々から聞いていた脚本の神波史男が松田寛夫と同作をベースに脚本を書いた。深作は神波と松田と話しているときに「石川力夫でやろうとなった」、本作は「『仁義なき戦い』『県警対組織暴力』『仁義の墓場』につながっている」などと話している。また俊藤プロデューサーが話してくれた実在するヤクザのエピソード、三谷昇が博奕場で金がなくなり、掛け金の代わりに懐から蛇を出すシーンなどを取り入れられた。また暴力シーンは脚本にはない深作が現場で思いついたアイデアが幾つかあるという。1986年の湯布院映画祭で本作が上映され、上映後、深作と神波、三谷昇で、パネルディスカッションがあった。男性ファンは喜んでくれたが、女性を蔑視する内容があるため、女性からは顰蹙を買い、白人女性から「観るに堪えなかったので途中で出ました」などと言われたため、深作と神波は黙り、代わりに三谷が縷々擁護したという。
渚まゆみは前作『現代やくざ 与太者の掟』で深作と菅原文太に気に入られての再登板。自身も従来のイメージから脱却するため、マネージャーの反対を押し切って出演を志願した。劇中、全裸で逃げるシーンは楽しくてルンルンでやったという。母からは「もうやめれ」と言われたという。
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